新大陸への誘い

 If it measures good, and sound bad, it is bad.
ファインメット関連
頒布先

サンオーディオSV-2A3再び

長らくメイン機をつくるためのテストに使っていたサンオーディオのSV-2A3がバラックの状態でほうちされていました。もともと半完成品をヤフオクで落札したものですが、組みあがってすぐファインメットのテストにつかったため、本来の音の記憶があまりありません。ただ、GS-1で使用するにあたっては低域が緩かった記憶があります。
6C45Pi PPも一段落ついたので、手持ちの部品だけでまかなえることがわかり、今後の事も考えてSV-2A3を復旧することにしました。
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抵抗は残っていましたので、再度半田付けの確認と配線の引き直しです。先日調整した12E1や4055PPには増幅段にもかなり太い配線がつかわれていたので、細目の軟らかいものを使用するとともに、直熱管ということもあってヒーター配線には太めの軟らかいものを使いました。
コンデンサーはあえてケミコンを一部使っています。これは筐体に収めることも考慮していますし、オリエントトランスを使用した場合すべて944Uなどの特性の良いフィルムコンデンサーを使うとバランスがくずれてしまうからです。ただ、増幅段2段目のカソードコンデンサーは電解コンデンサーで適当なものがなかったため、CDEのフィルムコンデンサーを外付けしています。ここも、適当な電解コンデンサーを購入して交換しようと思います。段間コンデンサーはArizona CapacitorのBlue Cactusをつかいました。これはオリエントトランス+電解コンデンサーとの相性も良く結構気持ち良い音に仕上がるからです。
トランス類の配線にはテストの時の名残で、ところどころガン玉がカシメてありますがこちらについても、絶縁をやりなおしました。
球はSOVTEKの5U4Gがこわれてしまっていたので、AmazonでElectro Harmonixのものを調達しました。他の真空管はストックの中から増幅段には6SN7GTの互換の6HC8をメイン管には2A3Cを使いまっした。
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普段使いがファインメットコアですので、スピード間に乏しくまったりとした音です。小編成の器楽曲を聴くにはいいかもしれません。どこかで聴いたことがあるといろいろ思い返してみたところ、先秋の妙高オーディオで聴いた2A3の音の傾向とよく似ていることに気が付きました。巷では真空管アンプというと、まったり甘い音とよく言われているのを耳にしますが、まさにそのサウンドです。

6C45Pi単段シングル インプットトランス大型化

正月早々SamizuAcousticsさんからテスト用で正体不明のトランスが届きました。早速HIOKIのハイテスターで測定したところ、600Ω:15kΩ(0615)のインプットトランスであることが判明しました。
0615といえば、5倍増幅のインプットトランスで小型のものは6C45Pi単段シングルのインプットトランスとして使っています。
0615

これまで、トランスを大型化すると低域の改善がありましたので、それを期待して早速取り換えてみました。写真でもわかるようにコアのサイズが全然異なります。

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これまでは下段に設置してあったのですが、サイズ的に収まりきらなかったため上段に設置しました。
音質は期待通りで、低域がさらに濃厚にリニアに伸びる傾向となりました。
こういった類のトランスは知らなければそれで済んでしまうのですが、いったん取り付けて音を聞いてしまうと絶対に外せなくなりますね。

6DJ8+6C45Pi PP その2

まだまだ6DJ8+6C45Pi PPの音が6C45Pi単段シングルと比較してレベルが低いので、少し手を加えてみました。
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一つ目の変更点は段間の電源供給の縁切りに32Hのチョークを設置しました。これによりアウトプットトランスの電源変動の影響がドライバー段の電源供給への影響がすくなくなることで音が安定しました。次に増幅段のカソード抵抗をやめてダイオードを使ったカソードバイアスとしました。完全な邪道かもしれませんが、結構固定バイアスに近い音です。難点は位相がかなり変わるので、ドライバートランスの後の負荷抵抗で調整をしました。最後にドライバートランスの代用で使ているTLT1010はもともとライントランスですので、電流がながれてしまうとすぐ飽和してしまいます。少しでも飽和しにくいように、10kΩでうけるのではなくて半分の2.5kΩでうけるように変更しています。これによって高域のコアが飽和した音がしなくなりました。本来でしたらギャップを設けて飽和しにくいものすべきとのことでした。最後に、コンデンサーインプットのチョークを巨大な24H 180VAとしています。

次の事をするのに、少々スペースを空けるために少し整理しました。
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この規模ですと何とか3段でおさまりそうです。(笑)


TDA1545DAC 電源の整備

この数年DAC電源はコンデンサインプットから全く更新してませんでした。5V 60mA程度のスペックでチョークインプットを成立させるためには、DCRの極端に小さくかつインダクタンスの大きいものが必要です。そこで、SamizuAcousticsさんもお使いになられている360VAのチョークを導入しました。
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このチョークのサイズですが、2A3のアウトプットトランスと同じサイズですので、5㎏以上あります。電源には、電圧を細かく調整できる20Vの多タップのものをつかって、中点を対象に電圧を取り出して両波整流としています。コンデンサはアンプでも使っているCDE 944Uです。
今年はこの電源でDACの整備を進めようと思います。

6DJ8+6C45Pi PP

一年の計は元旦にありで、毎年目標を立てているのですがなかなか達成することができていません。昨年に2A3シングルの再整備を挙げたのですが、実際のところは8417と6C45Piシングルに終始した一年でした。今年こそはに取り組もうと思います。アンプ関係はもとよりそろそろハイレゾを再生できるDACの整備もしたいと思っています。
さて、今年の正月は本来仕事が入っていたのですがドタキャンとなりまして、時間にゆとりができましたので6C45Pi PPアンプの最終仕上げをしています。
2年ほど前に6C45Pi PPに取り組んでいましたが、最終的には音量が確保できずに解体してしまっていました。それを解消するために、TDA1545ADACを差動動作させて出力を2倍にしましたが、まだ若干不足していました。この2年間で真空管アンプについて多少は学習も進みましたので回路を2段増幅とするとともにバイアス回路を変更して組むことにしました。
20191231_6C45Pi PP 5670

電源はあり合わせのものです。電源トランスは90VAのアイソレーショントランスをブリッジ整流をして140VぐらいのB+電源としています。ヒーター電源は手持ちのオリエントトランスのものを借用です。バイアス回路はひとまず、6C45Pi単段シングルのものに4出力を追加しました。
増幅段の候補には5670と6DJ8を候補にあげましたが、5670が少しボケ気味になってしまったので6DJ8を使っています。6DJは9.6kΩのプレート負荷、カソード抵抗は1kΩとして2.5mA バイアスは2.5Vとしました。バイアスは4本独立バイアス。負荷抵抗は単段と同じ62kΩで組んでます。
6C45PiPP
使っているコンデンサーはすべてCDE 944Uです。音の傾向は増幅段でしっかり6C45Piをドライブしているので音に芯があります。しかしながら単段ほどの繊細さはありません。携帯電話の簡易的なスペアナではAFT model7で38hzぐらいまでは再生できてますので結構低音にも迫力があります。
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ゲインも普段使いでは十分ありますので、ドライバートランスの2次側に接続してある62kΩの抵抗を変えることで、周波数特性,位相を微調整することができます。
この結果をもとに、6C45Pi単段シングルを2段増幅にするかどうか検討をしてみようと思います。

2019年を振り返って

今年もSamizuAcousticsさん、AudioFeastさん、ムーミンパパさん、rtm_iinoさんには特にお世話になりました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
振り返ってみるとアンプ製作にあけくれた一年でした。今年は自分が組んでいないファインメットアンプの調整をさする機会が数度ありました。そこで再認識したのはファインメットを使ったとしても決して良い結果となっていない場合がある売るという事でした。なぜ、位相や帯域のスピードが調整をされなかったのかは不明です。
今年の一番の収穫は、なんといっても6C45Pi単段シングルアンプです。8417シングルをSamizuAcousticsさんに出荷してから拙宅でAFT model7を駆動するアンプがなくなってしまいました。中途半端な音で聞きたくなかったので、どうしたものかと考えあぐねていました。そこで、以前から構想はあったのですがタイムドメイン的なアプローチを基本的な設計思想に取り入れた真空管アンプを製作した結果、予想以上のクオリティ音質でAFTmodel7を駆動することができました。
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DACについては一年半以上進展がありません。DACとアンプを同時に取り組むと音の善し悪しがつきにくくなるということもありますが、忙しさにかまけてサボっていたというのも事実です。来年はアンプにかける時間を少なくして、DACの見直しをしようと思っています。またハイレゾ再生についても取り組んでいきたいと思っています。



12AT7+CV4055 PPアンプの調整(5結→3結)

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またまた、SamizuAcousticsさんのお客さんのアンプの調整を依頼されました。今回はCV4055PPです。
ご多分にもれず、これもトランス類はフルファインメットの構成です。以前CV4055はSamizuAcousticsさんのデモ機の調整をしたことがありましたので音質的にはどのようになるのかは大体推測ができていました。反転回路は12E1のようなムラード型ではなくてPK反転が使われています。
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電源はコンデンサーインプットで、B+に280Vが供給されていて、SGには250Vが供給されていましたので、SGの回路をB+の回路に150Ωを介して接続して5結を3結としました。
また、自己バイアスは4本独立した回路でしたが、PP動作ということで2本ずつまとめた回路に変更するとともに、カソード抵抗を調整してCV4055には1本あたり30mA程度ながれるようにしました。
また、カップリングコンデンサーを1uFにするとともに前段のパスコンの容量も15uFから47uFに増量しました。
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あとは、音を聞きながら随所に0.1uFのBMをつけて位相の調整をしました。
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ケミコンレスファインメットPPアンプの標準的な構成ですが、前段へ電力を供給する回路に32Hぐらいの小型のチョークを加えれば更に良くなると感じました。
私の調整ですが、音の基準がSamizuAcousticsさんのメインの8417シングルと、拙宅の6C45Piシングルです。12E1 PPもそうだったのですが、低域のでかたがシングルとPPでは根本的に何かがちがいますね。
どちらが良いとはいえませんが、好みでいうとシングルの方が私は好きです。

12E1 モノブロックPPの調整(5結→3結)

SamizuAcousticsさんのお客さんが使われているフルファインメットモノブロックの12E1PPの改造を依頼されました。このアンプですが、FM−120P-8KFMC-2430で構成された超ド級の構成です。
12E1という真空管の事は全く知らなかったのですが、MAXで300mAも流す事ができるお化けのような球でした。12AU7で増幅、ムラード型の反転回路して12E1を5結で駆動する回路でくまれていました。もともとNFBの回路があったようですが、回路は切断されていました。
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一旦素の状態で聞いてみましたが、パワフル感はあるものの低域が遅れ遅れで空間も希薄でした。
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使用されているコンデンサーは944U100uF,指月47uF,東一47uFがフィルムコンが電源関係には使われていました。また増幅段のカソードには自己バイアス用に電解コンデンサのPanasonicFC、バイアスの平滑化には日コン?220uFが使われていました。
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大きな回路変更はまずは3結とすること。次にファインメットアンプとして適切な回路定数、部品とすることです。このアンプを私の好きにしていいといわれても正直申しましてどこまでやっていいのか判断に困りました。そこで、妙高オーディオの際にSamizuAcousticさんに一緒に宿泊された大先生に教えを乞いました。そこで殆ど全ての事を教えていただきました。
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5結の状態ではSGが別電源で駆動されていましたので、プレート電圧とは関係なく設定できます。しかしながら3結となるとSGにほぼプレート電圧と同じ電圧がかかる事になるので12E1のSGの耐圧300Vがまず問題になります。ます。5結のプレート電圧はA40Vをチョークインプットでブリッジ整流して460Vがかかっていました。さすがにこの電圧をそのまま使う訳にはいきません。電源の出力をみるとコンデンサーインプット用の360Vの出力がありました。これをチョークインプットとすることで300V近辺となるのでこのタップを使う事にしました。
ここで簡単な計算を・・
12E1のプレート損失は35W。安全をみて85%で使うとして28W。3結で100mA流した場合30Wですのでまあいいとします。5結PP動作のときに55mA×2流れていたので、460V÷(55mAx2)x1.2=5k 現状は8kΩのトランスで受けています。これを3結300V 100mAx2とした場合、300V÷(100mAx2)*1.2=2kΩ。アウトプットトランスは8kΩ:16Ωの組み合わせがあるので、16ΩにAFTmodel7の8Ωを接続することで、見かけ上1次側を4kΩとできます。
電源電圧は360Vの端子をつかうことで、90mA程度流したときにプレート電圧が300Vとなりもくろみ通りとなりましたが。しかしながら時々真空管が暴走するのでバイアスを更に深くかけられるように電圧調整をしました。
出力関係はアウトプットトランス出力の16Ωがスピーカー端子に接続されてなかったので配線をひき直しました。
12E1 Speak
次にドライバー段の自己バイアスの電解コンデンサとバイアス平滑化の電解コンデンサを取り外しました。バイアス平滑化コンデンサを本来ならば944Uにするところですが筐体に収まらない事と、東一のコンデンサーを交換しない方針としましたので、少なくとも東一よりも特性のすぐれたVishay50uFのフィルムコンに交換しました。
12E1_Cemi2
また、段間を接続していたBlackMatter0.22uFが飽和気味でしたので、1uFに交換しました。
12E1 Couple2
ひとまず写真の用にバラックで組んで音質を確認してから筐体に組み込みました。
12E1 Couple
低域の遅れもなくなり音質もかなり安定して空間も再現できるようになってきましたので、しばらくこの状態で聞きながらあとは細かい位相や音質の調整を部品をつけたり外したり繰り返しました。
バイアスのためにカソードに1Ωがとりつけられているますので、バイアス調整はMAX 1V(プレート電圧290V) 100mA。SG耐圧のことを考慮すると最低で8V (プレート電圧315V 電流80mA)と言ったところだと思います。
12E1 BIas

最終的な回路図はこんな感じです。(部品は一部異なっています)
12E1 Draw
欲を言うのなら、電源のコンデンサを全て944Uに交換したり増量したいところですが、今回は筐体をそのままつかうということで、ここまでの調整としました。


6DJ8+6BQ5 オリエントコア真空管アンプ

これまでアンプはファインメットコアで組んできました、オリエントコアのアンプといえばサンオーディオさんのSV-2A3がありますが、解体してからかなりの時間がたっています。再確認の意味もこめて今回AFTmodel7を駆動するためのオリエントコアの真空管アンプを組んでみました。オリエントコアの感想という事で書かせていただきますが、全てのオリエントコアに当てはまる訳ではなくたまたま手持にあったオリエントコアの組み合わせでの感想となります。
選択した真空管は増幅段に6DJ8 パワー段に6BQ5。この真空管を選択した理由は・・・・手持にあったからです。(笑) 
B+電源はケミコンは使わず、ひとまずスライダックで電圧変化させる事ができるようにしました。ヒーター電源を別電源とするこおとでB+を可変させても一定の電圧がでいるようにしました。
基本的な回路は6DJ8の1段増幅でパワー段の6BQ5を三結構成としました。

「電源と使用した部品類」
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まずは基本的なCR結合で組んでみました。本当にオーソドックスな回路です。
「CR結合+自己バイアス」
6BQ5CR
まあ、音が出る事は確認できてひと安心。でもまあ・・・とても6C45Piと比較できるレベルの音は出てきません。低音の輪郭がほぼ感じられず、周波数によって位相がずれているようで、本来後方にあるある楽器が手前に低位してしまう始末。とりあえず低音をなんとかしようということで組み上がった1時間後に固定バイアス化しました。
「CR結合+固定バイアス」
6BQ5 FIX
かなり低域の付帯音がとれてがすっきりしてきましたが、どうしてもワンテンポおくれてきます。しばらく(2時間ほど)この回路聴いていましたが、段間コンデンサーの特性が電源とあっていないらしく、我慢できずトランス結合に踏み切りました。段間トランスとしてつかえるトランスがTLT-1010 しか手持ちにありませんでしたので、これをつかうことにしました。オリエントコアの音の確認ということで始めたとりくみですが、ファインメットを使ってしまったのでその取り組みはここまでで終了です。
「段間トランス結合+固定バイアス」
6BQ5 FIX TRANS
ん〜やはり位相がまだまだおかしい・・・ということで低域の位相を強制的にかえるために、6DJ8のかソード抵抗をダイオードに変更するとともに、以前オリエントアンプでは帰還は必要悪として使うべしとお教えただいたのを思い出して、帰還をためすことにしました。一般的なスピーカー出力から増幅段カソードへの帰還を試してみましたが音が変わりすぎてNG。次に増幅段のPG帰還を試しましたがこれも今一つ。
最終的には増幅段で帰還をかけました。
「段間トランス結合+固定バイアス+PG帰還」

PG

まあ、聞ける音にはなったもののやはりいくらケミコンレスとはいえ、ファインメットアンプとは全く異なる世界です。フルファインメットのアンプの音をしらなければこの音もありかもしれませんが、別物として割りきって聞く必要があります。
まあ、回路的にはファインメットに置き換えられる部品定数となっているので、オールファインメットでこの回路で組んでみてもいいかもしれませ。そのときはもちろん無帰還です。

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可能な限りシンプルに

あくまでも私の私感で技術的な裏付けも何もありません・・・・

収録されている一旦取り出されると信号は劣化・変化するだけで良くなる事はありえないと思っています。そのため
音楽を楽しむシステムを構築する際には常にできる限り記録された音楽を劣化・変化させずに再現することを念頭においています。
デジタルで記録された信号をアナログ信号に変換する過程のD/A 変換の際にオーバーサンプリングのような信号に対して時間を加工してシグナルを追加するのが一般的ですが実際の情報が増える訳ではなくて他の信号が付与されているだけだと思います。この処理でサイン波をNOSのようなガタガタ波形ではなくきれいに再現できますがインパルスシグナルに対しては逆に波形を崩す事に鳴ります。一定の時間に繰り返される異なる周波数の波を合成することで音楽や自然音は成り立っていないと思います。私の蛇耳ではオーバーサンプリングで合成されたなめらかな1khzのSin波とガタガタのNOSの音を再生しても私には違いが分かりません。
D/A変換されたアナログ信号をアンプのパラ駆動やDAC 出力の合成についても同様でそれぞれの素子が完璧に同じ動作をしていたり、シグナルが出力されるまでの配線経路のインピーダンスやノイズを受ける環境が完璧に一致することができれば問題ないですが、そのようなことはありえないので必ず信号は滲む方向となります。これがシングルですと良くも悪くも信号は一つのみでそれ以外にはありません。これについては以前アンプではLM3886の12パラやDACではTDA1543の8パラやES9018の8パラ出力合成などで実験をして確認をしました。当たり前の結果といえば当たり前ですが、測定する特性よっては良い数値となることもありますが、それが本当に音楽の再生に寄与するかはわかりません。
また、信号のフィードバック回路的についても同様で、元の信号に既に出力されシグナルに何らかの処理をして追加する方式ですのでオリジナルのシグナルを変化する方向です。動画には静止画があったり、絵画という芸術がありますが、音に関しては静止音というものは存在しないと思います。そのため一旦自然界で発せられた音に対して、その音に何らかの加工をして付け加えられることはありません。
電源回路についても同様の事がいうことができて逆起電力の事を考慮すると、フィードバックにより出力側の変動が入力に影響してしまいす。
また信号は素子を通れば通るだけ劣化するのでDAC出力も電流方式としてLPFもできるだけ簡単にすませるためにトランスIVとしています。音楽信号が通る回路はできるだけ少なくしたいというのがいつも念頭にあります。ただ単に少なくすればいいかというえばそういうわけでもなく、目的を達成するために必要最小限の部品は必要です。
スピーカーユニットもパーマネントマグネットのような磁力特性のない励磁コイル式のマグネットを使ったユニットで、できる限りコーン紙が入力にリニアに反応できるように極限まで駆動に対するインピーダンスが低くなる設計となっています。

こんなことを念頭において組んであるのが下図のようなシステムです。電源以外のアナログ信号の部分だけを抜粋してみました。
スクリーンショット 2019-10-18 12.20.48
これだけの部品で音楽を私は十分楽しむことができています。素子を理想的に駆動できる電源環境の構築にファインメットと特性の優れたフィルムコンデンサを用いて試行錯誤しています。(というかそれしか取り組んでいません)
可能な限りシンプルな構成として色付けをなくす方向の調整です。
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