2010/03/17

タイムドメイン ミニ ~ポート漏れ音対策 変態編~ #timedomain

今回のはちょっと一般的ではありませんが、これも効果ありましたので紹介させていただきます。(^^);

特に低い音のもやもやがなくなって解像度が高くなると共に、響きや残響の部分がさらにクリアになりました。Yoshii9とまではいきませんが・・・


さてといきなり登場です。タイムドメイン 頭巾バージョン(笑)

zukin









絶対市販されてません。これもダイソーのレッグウォーマーを2重でかぶせました。殻の部分から発生する余分な音の対策です。これはMarty101に施工した際に有効でした。ミニの殻の部分も振動してますので余分な音が発生して音をにごらせているはずです。完璧な吸音はできませんが、ある程度の効果を見込んでの施工です。施工時間は28secでした。(^^);;

これまでのminiへの施工で未だ不満が残った部分は、低い音域の変な共鳴みたいな音でした。コントラバスや太鼓の音が一発目の本当の音にブヨブヨの音が付与されて解像度がYoshii9と比べものにならないほどでした。

miniの背面のポートからは、かなりの風の出入りがあります。またそれに伴い低音を中心に結構高い音域までの音が放出されてます。

今までは、背面に吸音スポンジを置いて対応してましたが、それでは充分ではなかったようです。

ここで注意するポイントは、ポートを出入りする風を押さえ込んではいけない。このポートですがカナリセンシティブでここに少しでも抵抗をあたえると、一気にコーンの動きが悪くなりダメダメの音になってしまいます。

ということで、Yoshii9の消音方法を参考にマフラーを製作してみました。

mahura-










使用した部品は硬質紙筒管とニードルフェルトそれにコットンです。
ニードルフェルトを紙管の中に中空に向こうが見えるようにいれます。
そこに、ほぐしたコットンを棒で少しだけいれました。コットンの量は後から適量に調整しました。

このマフラーをminiの背面に設置しまして、麻ひも座布団にのせたmini頭巾バージョンを押し付けないようにマフラーの前に設置しました。

connect








なおマフラーの性能は、子供と一緒にお互いに交互に耳にマフラーの先をあて、大声で叫んで確認しました。かなりの消音効果です。(笑)

最後にminiのネジのトルクを調整しました。調整方法は音を聴きながら一番音が広がるように締めたり緩めたり。基本的には4本とも同じ調整です。


最終的な効果はご自分でご確認いただければと思います。見てくれを完全に無視してますので、一般的ではありませんが、miniの音が更によくなります。

〓〓追記〓〓

正直に申しまして、これまでの最高の音です。Yoshii9に肉薄してます。ポートから排出されていた低音が部屋の角などにたまり、それが低い音を汚していたものと思われます。

耳障りだった、コントラバスの最低音やティンパニーの強打なども非常にクリアに迫力ある音になりました。

また、胴の部分の消す音も効果があるようで、マタイ受難曲のような大編成のコーラスなどもスピーカーの存在が消えてしまって部屋の中に音が充満します。

miniの小さな躯体のなかでは、スピーカーの背面から放出される音を消すことができていないのだと思います。

これは、きっと手軽に机の上においてよい音を楽しむために設計される段階で妥協しなければいけなかった項目のひとつではないでしょうか。

実際、miniの内部に吸音材を入れてユニット近くの反射音の対策をし、またポートから排出される音の消音処理をしてやることによって、ユニット前面からのクリアな音だけが残ることになる構造となり、Yoshii9の音に近づくことができたのではないかと思います。

ただ、これも一重にminiの基本性能、設計がしっかりとタイムドメイン理論に基いているためだからだと思います。

miniのシルバーバージョンなどがありますが、重量がありますのでこちらの方が振動に対しては有利ですので、更によい音がすることでしょう。

いずれにしても、見た目と出てくる音のギャップの激しいスピーカーですね。

また、思いついたら色々施工してみようと思います。

2010/03/16

接地方法について(miniの吊り下げについて) #timedomain

麻ひもによるタイムドメインミニの吊り下げについて、自分の駄耳では音がよくなったと確信しておりました。ただ、これまで由井さんからお聞きしていた設置の方法の基本としまして、

 「しっかりしたところに設置する」

という基本からかけ離れていると思っていました。そのため、「音がよくなっているのは気のせいか?」、「これは一時的なものか?」と自問自答しておりました。

思い切って、由井さんに

 「吊り下げて音がよくなるのはどうしてですか?」

とtwitterで質問をさせていただきましたところ、

 「一点支持(やじろべえ)が最高、次は支持なし(仮想一点支持),次は3点。4点は不可。支持は電気回路のアースと同じです。」

との回答をすぐさまいただきました。

以前一点支持についてはお聞きしていました。ビルゲイツが聴いたスピーカーはこの1点支持とのことでした。どうやって一点支持でスピーカーを接地されたのかは分かりません。

3点支持の安定性と4点支持の不安定は感覚的には理解していましたが、理論的には???でした。

吊り下げがどれにあたるのか、それとも当てはまらないのか分かりませんでしたので、

 「吊り下げは支持なしとみなしてもよろしいのでしょうか」

と再度質問をさせていただいたところ

 「Skypeできますよ」

とのことでしたので、早速ipodtouchに付属のイヤフォーンを差し込んでSkypeさせていただきました。

 1点支持の理論的な優位性や、機械的な振動の形態を電気回路に等価変換する考え方、3点支持の意味、4点支持のダメな点などを分かりやすく、例を交えてご説明いただきました。

 さて、今回の一番の疑問についでですが、吊り下げることによってminiは支持なしの状態になります。支持なしの機械的な状態を電気回路の置き換えると、内部で発生した電気信号がどこにも出ることができずに、内分で滞留することになります。

電気的なアースは1点支持でしたら、接触ポイントのインピーダンスが非常に高くなり、理想的に振動を処理できるます。複数のアースとなると電流が逃げる経路が複数になり電気的に不安的になりやすくなります。

今回の場合、アースポイントがないわけですから、アースをすることによる外部からの影響をなくすことができます。また、回路が適正であればアースをする必要はありません。

従いまして、市販の3点支持よりも良好な結果が得られても不思議ではなくて、間違っていない方法とのとこでした。

1点支持、支持なし(仮想1点支持)では商品化するには無理があるため、Yoshii9についても3点支持となっているとのことです。
また、逆三角錐のスパイクの設置部分の面積が小さくなっているのも、氏インピーダンスを高めて振動が伝わりにくくしているとのことです。

機械構造を電気回路に等価変換して、電気回路の定理を当てはめることができるとは考えても見ませんでした。振動を電流とみなした場合、オームの法則では、抵抗が大きいすなわち振動の伝播面積が小さいと、振動は伝播しにくいといった具合にです。

ほっとするとともに、由井さんの懐の深さにあらためて敬服いたしました。




2010/03/15

タイムドメイン ミニ の改造 《完結》 #timedomain

Timedomain miniですが、現在稼動中3台を含めて、合計6台購入しました。そのうち1台は両親の家で活躍中です。2台は改造中にこわしてしまい部品採り用になっています。

前に紹介いたしました、ACアダプターや信号ライン、スピーカーケーブルの制振を施したものについて、先日行ったコットンの施工を行いました。

miniのネジを外すと、どうしても削れてしまい2回以上殻割りをすると、ネジがバカになってしまう可能性が高いです。そんなことで、このロットのminiについては殻割が2回目ということでこれ以上の施工はできないため、今の段階で考えうることをすべて施工いたしました。

■殻割
MINI_BEFOR








まずは、4本のネジを外します。このネジはスクリューになってますので、できるだけゆっくりと優しく取り外します。



■ユニットMINI_UNIT








このロットでは、ブリッジの部分は削ってませんが、削る作業は想像を絶するので今回は割愛します。その代わりといってはなんですが、今回はコットンで吸音します。


■ユニットの一部とフロント部分
MINI_ FORONT

まず、前面の殻の部分とユニットの裏側にコットンを貼り付けました。

■全部
MINI_AFTER2
背面の殻の吸音材よりも前面の部分にコットンを貼り付けました。


作業はこちらも非常に簡単で、2時間弱だったでしょうか。


この状態で殻を元通りにして、昨日再製作した麻ひもの座布団の上に乗せました。


・JachintaのDany Boy 
  : サックスの音のクリアさが別物。声もYoshii9に肉薄
・マーラー交響曲3番 バーンスタイン
  : 部屋のとんでもない位置楽器が定位
・24のカプリース ミンツ
  : 弦が擦り切れそう(笑)
・OTTAVA
  : エコーが心地よく部屋に充満します



素人の簡単な作業でminiでここまで再生できるとは・・・

ソースがツボにはまれば、そんじょそこらのオーディオセットなんて太刀打ちできないでしょうね。

おそるべしです。


 TimedomainのTuneUpサービスはどれだけすごいんでしょうね。







2010/03/14

Miniの座布団 #timedomain

Miniにしろlightにしろ、はたまたYoshii9にしろしっかりした場所に設置するのがタイムドメインの設置の基本です。

また、余分な振動を極力排除するのもまた、タイムドメインです。

以上のことからMiniの下に敷くものについてかなり前ですが、麻ひもを利用した台を製作しまして良好な結果が得られましたのでご紹介させていだきます。

なお、この方法は
「麻ひもを張った上にMiniを設置すると音が広がるとともに、高音のこもりがなくなる」
とマイミクのひゃっかんさまからお教えいただいたのを私なりに試した結果です。

■準備するもの
まずは、100円均一でお買い物。
  寿司用の台×2ケ
  麻ひも×3ケ(買いすぎ 1ケで充分)
 
〆て315円(税込み)でした。
ほんとにこんなもので・・・とこの段階ではまだ半信半疑です。

※写真は拡大しません
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■さて製作。麻ひもまき
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麻ひもを切って寿司用の台にMiniの底部よりも狭い間隔で2本巻きます。このとき頑張ってテンションをきつめにしてください。(かなりきつくしても麻ひもはのびてきますので、時々テンションを貼りなおす必要があります。)

で、完成。Miniをのせます。
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評判どおりの効果を通り過ぎた素晴らしい音です。
高音のこもりがなくなり艶がでるとともに、音がMin2台で再生したときと同レベル、いやそれ以上の音の広がり方です。

寿司台はゴムの木というかなり硬い材質で、音はかなりシャープで固めの印象でしたので、もう少し音を和らげるためにやわらかい素材のものを探しました。

そこで見つけたのがこの万能スノコ。ツメで押せば跡がつくぐらいのやわらかい素材でした。

自宅に持ち帰り早速作って試してみました。

■万能すのこ
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■麻ひもをまいて
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■できあがり
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音がやはりかなり柔らかくなり、音も広がりを増してます。
ボーカルには艶がでましてかつ、音の辺りが柔らかくなりました。音場も丸く包み込むような感覚がでてきました。

Miniをお持ちの方、費用もやすいので一度だまされたと思ってお試しください。

《番外》 Yoshii9ユニットとFE87の比較

最近《番外》ばかりかいているような・・・

まだ私がYoshii9を所有していないころ、巷ではYoshii9のユニットはFE83やFE87ではないかという噂が聞こえてきました。実際にFOSTEXのFEシリーズを利用してYoshii9風のスピーカーを自作されかたも多いはずです。

Yoshii9を実際に所有してから、Yoshii9のすばらしさは仔細な部分までタイムドメイン理論を再現されたシステムだということが良く分かりました。
完全なコピーでもしない限り自作で市販のユニットなどを使ってYoshii9の領域まで到達するのはまず無理でしょう。

ユニットひとつとっても、見た感じは本当にFE83やFE87に良く似ています。以前はFE83も所有してましたが、友人に譲ってしまったため現在はFE87しかありませんので、それと比較してみます。私自身が観察した結果ですので、実際とは異なる可能性もあります。その辺りを考慮していただきながら見ていただければと思います。
ちなみにFE87は防磁型、Yoshii9のユニットは防磁型ではありません。

※写真はクリックすると拡大します

■上から
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コーン紙の形は似ていますが、FE87の方がかなり雑につくられてます。センターコーンを取り付けるボンドの量も一定の幅ではありませんし、コイルへ接続されているケーブルのとめかたも雑です。

また、エッジの材質がFE87の方が薄っぺらくて下側が透けてます。背面の音が表側に出やすくなってしまいます。FE87は経時変化でエッジに塗られている塗料がコーンに染み出してくることがありますが、Yoshii9の手持ちの6ケのユニットすべてでそのようなことは確認できません。もちろんYoshii9のユニットは下側が透けて見えることがありません。そんな点でもコーンの動きを妨げずに背面の音が前面に出てこないような工夫がされているものと思います。

■下から
naname





ユニットのブリッジの幅がYoshii9のほうが明らかに細く、背面の圧力が抜けやすいように開口部も大きくなっています。
また、Yoshii9のほうはグランドアンカーの固定用の孔があけてあり、ヨーク部分にはタップ加工がしてあります。この構造によりグランドアンカーを取り付けることにより、ユニットの本体とヨークの部分の両方が固定されることになります。

ユニット本体の鉄の部分の仕上げもYoshii9のユニットのほうが丁寧です。

■横から
YOKO




Yoshii9のユニットのユニットを支える部分の方の厚みが厚くプラスチック?で補強されているため、グランドアンカーをとりつけて加重がかかっても十分な強度となっています。その一方FE87は鉄板の打ち抜きのみで薄くYoshii9と比較して強度がなく、かつ四角構造のため四隅に荷重がかかりやすい構造です。

ユニットの全高さはほぼ同じですが、下からの写真にもあったようにYoshii9のユニットの裏側の中央の穴にはヨークとホルダーの間に隙間があります。この隙間の位置にFE87はキャンセルマグネットが入っていると思われますが、その大きさがYoshii9の穴部分の隙間と同じかどうかはわかりません。

また、ダンパーがYoshii9のほうがうねりが大きく、背面の反射音をコーン紙側に集中しないような工夫がされているものと思われます。

FE87が防磁型ということもあり、マグネットの強さの比較はできませんでした。

■Yoshii9のコーン紙     ■FE87のコーン紙Y CORN
FE87 CORN







ここが一番違うんじゃないでしょうか。うまく写せないのが情けないですが、Yoshii9のコーン紙ですが均一でムラがなく、かつ薄いです。材質ことなるようで、色の感じも若干Yoshii9のほうが色が薄いです。

察するに、マグネットの構造やボビンの巻き方。コイルの線形、巻き数、ストロークなんかもスペシャライズされている可能性も高いと思います。

てなところで、FE87との私なりの比較を終わらせていただきます。ちなみにFE87を使ってYoshii9風のスピーカーを作りましたが、音がYoshii9とは似て非なるものになってしまいました。

Yoshii9のユニット 反射音対策 #timedomain



今日は、休みということで実家に子供たちを連れて行こうと思ったのですが、疲れてしまっていてあまり気乗りがせず子供と家内だけをいかせました。決して策略ではありません(^^);;

ぼ~っといい気持ちで、Yoshii9でJathintaを聴いてましたところ、先日のタイムドメインラボのユニットを何とかしようと思って、ユニットの裏側のブリッジの部分の反射音対策のためにコットンを張りましたところ、以外に良い結果が得られたことが頭をよぎりました。

おもむろに、ソファーからたちあがって工具箱からこれらの道具を取り出し、Yoshii9の前に椅子置いて座り込んでチマチマと作業を始めました。


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作業は前回と同じ、コットンを半分の厚さに裂いてから、ちょうど良い幅にきって巻いて紙テープで固定するだけ。非常に簡単な作業です。
時間にして30分ぐらいでしょうか、すべてのブリッジにコットンを巻き付けました。

Yoshii9ユニット綿







あと、この黒いユニットのマグネットカバーのところにも薄いコットンを張りました。

Yoshii9ユニット綿2








こんな簡単な作業でしたので、効果はあまり期待してませんでした。

できるだけ音道を妨げないように、ふわふわのコットンを取り付けるかという、最低限のことだけ気をつけて作業をしました。


それで・・・おもむろに、先ほど聞いていたJathintaをiPodで再生してみました。

(◎-◎;) ビクッ

ヽ(。_゜)ノ へっ?

ヽ(・_・;)ノ ドッヒャー

ヽ(;^o^ヽ))) (((/^o^;)/ナントー



です。

一瞬耳を疑いました。音の広がり方が更に拡大すると共に、音がクリアーになっています。心配でした低音の再現性ですが、更にクリアになりましたのでホッといたしました。

タイムドメインラボのユニットでは、この対策ではそれほど効果がえられず、こんなものかといったぐらいでしたが、Yoshii9のユニットに対しては効果が目に見えて分かりました。

Yoshii9のユニットのほうがかなりセンシティブなのでしょうね。

電源対策、スピーカーケーブルの制振、ユニットの反射音対策を簡単にするだけでも、Yoshii9が簡単に音質向上します。

これに、部屋の反射音対策が加われば相当な高音質になること間違い無しです。

私の部屋はGS-1に対して音響対策をしてあります。そのためYoshii9の再生環境はあまりよいとはいえません。にもかかわらずどこにいてもよい音を聴くことができる素晴らしい装置です。ある意味、GS-1とは対極にありますが、最高の音楽再生環境を得ることができる装置の一つだと思います。

また、音質の向上については、これも改善の原理の一貫かと思います。
1つなおしてもなかなか分からない、どんどん悪いところをつぶしていくと、一気によくなる転機があります。

GS-1までの音とはいかないかと思いますが、大勢で良い音を楽しむためにコツコツと改善をしていけたらと思ってます。

ホント 生まれ変わりました。

※久々の感激のあまり誇大な表現になっている可能性がございます。その辺を差し引いてお読みいただければ幸いです。m(_._)m

部屋の反射音について

当初私はタイムドメイン理論はスピーカの構造のみと理解していましたが、大きな間違いでした。
そんな折、由井さんから、タイムドメイン理論というのは、再生機器、回路構成、部品の選定、部屋の反射音対策など、音響にかかわるすべてについて網羅しているのことをお教えいただき、その根本に時間軸があるということまでは理解することができました。

それまでは、機器にばかりに目がいってしまい機器の設置方法、ケーブルの制振、機器の構造の変更などを中心に高音質化をめざしてまいりました。

改善が進むにつれて、なにをやっても音が変化しなくなってきました。

そんなとき、由井さんから基本に立ち戻って、リスニングルームの音の反射の対策をしたらどうかとのコメントをいただきました。

方法は至って簡単、遠くの音をきくように耳に手をあて音がにごっている方向の音の反射面について、音を散らしたり吸音するだけです。

あとは部屋の図面のCADで書いて、スピーカー配置位置から計算してリスニングポイントに対する再生音の反射面を推定しました。

スピーカー本体のセッティングが決めてから、その他の部分(ケーブル、鉛玉)をやった方がより効果(変化)を感じられるということも分かりました。 やはり順序を基本にのっとって行うと後の作業が効率よく進みます。

初期反射音の対策をしていない状態と対策をした状態の音の変化と、ラインケーブルを0.08mmからSONYの安物に変えたときの変化とを比較すると、反射音の処理をした方が劇的な変化です。

いかに、一次反射の対策と、スピーカーの置く位置、リスニングポイントなどの音楽を聴くための環境づくりが大切かを思い知りました。

鉛玉やケーブル、インシュレーターなどのいわゆるアクセサリーに目がいきがちですが、基本的な部屋の反射音対策、リスニング環境の整備が最も重要ということが良く分かりました。多分、ケーブル類はその後でもいいんじゃないかな・・・と。

セッティングの順序ですが

1.コネクターの清掃
2.スピーカーの設置とリスニングポイントの設定
3.反射音対策
4.機器の設置環境の整備(振動対策や機器の構成の検討)
5.ケーブル、インシュレーターなどのアクセサリーの検討

といった感じではないでしょうか。

タイムドメイン理論の測定器は人の耳です。
すべて常に音を聞きながらの作業になります。

GS-1が一番音の反射による音のにごり対してシビアです。GS-1でよい音になる環境ではYoshii9やmini、lightが思いがけないほどのスケールで朗々となってくれます。

地道な作業になりますが、これが決まれば後が楽です。反対にこれが決まらないと、高音質化の限界を決めることができません。
2010/03/09

《番外》 タイムドメインラボ プロトタイプユニット その後 #timedomain

まず ユニットの詳細がこちらに掲載されてます

アーススピーカーのかずやさんのblogです。
http://blogs.yahoo.co.jp/eiwaup/32559677.html
http://blogs.yahoo.co.jp/eiwaup/32829513.html

今回のユニットはアーススピーカーのかずやさんが設計をされました。
それをプロトタイプとして「タイムドメインラボ」さんや「しあわせしょっぷ」さんで販売されてます。

Yoshii9のユニットをリファレンスにしてわたしなりに試した結果、「この音はタイムドメインじゃない!」 と思いこのユニットを開発された、タイムドメインラボの林さんやアーススピーカーの開発者のかずやさに質問をさせていただきました。

お二方とも、丁寧なご返答をいただきました。

タイムドメインラボ的な新ユニットの目指すところは「より原音に近い再生」とのことですが、今回のプロトタイプのユニットの目的は「高出力再生」を目指されたとのことです。

Yoshii9が更に高出力で再生できるようになれば、適応できる環境も更に広がることですから、タイムドメインの音を広げることができると思います。

今回発売されたプロトタイプのユニットはアーススピーカーを念頭に開発をされたため、タイムドメイン専用としては中途半端なものとなっているとのことでした。

林さまご自身ももユニット単体ではタイムドメインユニットとは言えないとおしゃってました。ただし、使い方によって、システム全体ではタイムドメインスピーカーといえるものができる可能性はあるかもとのことです。

ただし、個人的にはユニットから正確な音が出ていない以上はタイムドメインのシステムにはなりえないと思っています。

私が先日のblogで書かせていただきました、感想についてもご意見をいただきました。

タイムドメイン的に中途半端といったところでは、ボビンの強度がたりずにコーンを正確に駆動できないことでこれは想定外であったとのことです。

定位についてはユニットを支えるブリッジが本来はダイキャストで平たくないように設計されているのですが、プロトタイプということで板の打ち抜きで製作したため、これに反射した音が影響してしまっているとのことでした。

試作段階ではこれらの点はクリアされていたとのことですが、やはり量産となるとそのまま実現するのが難しいことがあるのでしょう。

このユニットですがグランドアンカーの取り付けがネジ止めになっています。巷ではFドメイン用でFostexのFE87や83に接着剤で取り付ける方法が良く紹介されてます。この方法では接着剤自体が弾性体のためその部分で余分な振動が起きてしまいます。そのため、このような方法では厳密なタイムドメインの再生はできないと思います。

このユニットは時間軸は正確ではないものの、わざわざドリルを用いてユニットにタップ加工をしなくてもよいだけでも、Yoshii9風の自作機を作られるユーザーにとってはあつかいやすいユニットだと思います。

私の環境では8cm一発とは思えない低音が炸裂してます。この低音はFE87やFE83、FE85などでは味わえないと思います(笑) ただしこの低音はFドメインの誇張された低音です。

今回のユニットはアーススピーカーを念頭に開発されてますが、やはりタイムドメインユーザーといたしましては、厳密にタイムドメイン理論にのっとってかつ、高出力のユニットを開発していただきたいと思います。




ということで、定位の改善を目指して少しだけユニットに手をいれました。

■ユニットを支えるブリッジが太く音が反射して放出される音がにごってしまう
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林様からはブリッジを切り取って本数を減らしたり、エプトシーラーの吸音シートをきってブリッジにとりつけるなどのアドバイスをいただきました。

エプトシーラー・・・・ 本来ならばアルミ筒の裏側のニードルフェルトの代わりに張りたいもの。Yoshii9の筒の裏側にはられているもの・・

そのような高価ものは自宅にありません。(冷汗)

ということで準備したものは

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ダイソー100均一軍団
 1.コットン
 2.紙テープ
 3.はさみ

です。これを
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こんなふうにしてみました。


すると・・・・ 

ジャシンタの口がみえるようになってきました。

Gary Karrのコントラバスの弓が弦に接する部分がかすかにみえてきました。

これだけでも、定位と解像度において改良がみられます。

ただし、どうしても音の広がりが不自然です。

もし、失敗してもすぐに元に戻せますので、是非おためしください。

最後に、Fドメインのスピーカーユニットしてこのユニットを見るのでしたら、非常に優れたユニットだと思います。ただし、時間軸を正確に再現できてこそタイムドメインだと私は考えております。

今回の最大の私の問題点ですが・・・・

タイムドメインラボさんのプロトタイプユニットを私が勝手にタイムドメイン理論を忠実に再現したユニットと勘違いしたところだと思います。
B型のはやとちりがここでもでてしまいました。タイムドメインラボさんの商品説明にも、タイムドメイン理論を採用したユニットとの記載はありませんでした。

反省することしきりです。


※タイムドメインの見地から書かせていただいておりますが、Fドメインを否定するつもりは全くありません。実際自宅ではあまり出番はないですが長岡式のBS-8なども稼動しております。



2010/03/08

《番外》 タイムドメインラボ プロトタイプユニット

タイムドメインラボさんのプロトタイプユニットを自作のスピーカーに取り付けて一日がたちました。時間に換算すると30時間ぐらいそこそこの音量でエージングをした状態です。

※これから書きますことは、個人的な感想・意見です。

タイムドメインラボさんとタイムドメインさんは別の会社です。こののプロトタイプのユニットはタイムドメインラボさんの製品で、アーススピーカーでの使用を目的に開発されたユニットとのことです。

アーススピーカーの理論については知識がありませんし、実際にアーススピーカーを聞いたことがないので、私の感想は、タイムドメイン理論に基づいた比較となります。

横比較

 

 

 


このユニットを使ってみた感想ですが、どうしても定位が甘いのと、空間的な奥行の再現性に乏しかったです。(Yoshii9のユニット比)

得てしてこれらのことは、タイムドメイン理論のスピーカーを使っていたときに感じていたことであるため、ひょっとするとYoshii9のユニットと比較して、時間軸の再現性がよくないのではないかと考えました。


そこで、時間軸を正確に再生するための要因について自分なりに考えてみました。


1.コーン紙駆動部の形状
コーンとマグネットの距離が長いため、ボイスコイルでの駆動をコーンに伝える際に、接続部が収縮・伸長により時間的なずれが生じる恐れがある。

2.駆動部(コーン ボイスコイル)重量
Yoshii9のユニットと比較して、コーン紙の厚みが厚い。また接続部が長いため、その分が重量増となり駆動に対する応答性がYoshii9のユニットのほうが有利。

3.グランドアンカーの取り付け
Yoshii9のユニットがヨークとマグネットの両方を固定しているのに対して、ヨーク部分だけの固定となっている。固定の方法がYoshii9のユニットのほうが強固で正確な振動に有利。

4.ダンパーの面積
ダンパーの面積がプロトタイプの方が広い。背面からの音の反射により音がにごる度合いが高いのではないか。

5.ダンパーの下の開口部
プロトタイプユニットにはダンパーとマグネットの間に、開口部があり空気が抜けるようになっている。(時間軸の正確再生のとの関連性不明)


といったところです。

この構造のためか、低音の量はYoshii9のユニットよりもかなり多めです。ただ、この低音が私の自作スピーカーの構造では、十分吸音できないため、下部のポートから盛大にもれてしまい低い音域が位相をずらして低音を強調したような感じになっています。

ためしに、下部のポートを毛布でくるんで音が漏れないようにしてみましたが、それでも低音の量は十分なほどでした。

トライアングルの音などの繊細な音の定位が今ひとつになってしまうのと、コントラバスのような低音楽器に余分に強調された音が付与されてしまうことが残念です。

また、手持ちのタイムドメイン式のスピーカーはスピーカーを感じさせない音の広がりをするのですが、その度合いがあまり強くありません。そのため、ユニットから音が出ているのを他のものよりも強く感じます。

とはいえ、FE83やFE87を使った自作のバスレフ箱型スピーカーと比べても、比較にならないほどの良い音をだしています。

このユニットはやはり、アーススピーカーでの使用を目標に作られたプロトタイプとのことですので、タイムドメイン理論を正確にトレースするには難しいのではないかと感じました。

こんなことを感じるのも自作の醍醐味ではないかと思います。

いちど、このユニットをアーススピーカーの理論で製作されたスピーカーで聞いてみたいものです。

2010/03/07

《番外》 自作スピーカー(タイムドメインラボ プロトタイプユニット)

こたちゃんさんのサイトでタイムドメインラボ(※タイムドメイン製ではありません)のプロトタイプユニットが紹介されてました。調べてみましたところ、完全なプロタイプということで数量限定とのこと。価格も5cmのネオジウムのマグネットを使っている割には安価で3,000円/個ということもあり、条件反射で購入いたしました。

型式はENC30C-0497-2B

prototype_unit-thum







見た感じですが
 1.コーン紙はYoshii9のものと色こそ違うが形はにている。
 2.コーン紙とマグネットの間があいていて、コーンの動作をさまたげなさそう。
 3.マグネットが大きい。
と感じました。

一番の違いはやはり、グランドアンカーの取り付け部分の設計思想で半ないでしょうか。

このユニットが昨日自宅に到着いたしましたので、早速自作のYoshii9風のスピーカーにセットしてみました。

エージング前の感想をかくまえにここで、ちょっとYoshii9のユニットとの画像でも比較してみます。

■外箱
外箱







プロトタイプらしく何もかいてありません。(笑)


■ユニット全体
横







マグネットとの距離があって筒の中で余裕が採りやすく、空気のヌケは非常によさそうです。


■ユニット背面
バック







やはり中国製ですね。今はユニットの製造は台湾か中国がほとんどです。


■Yoshii9のユニットとの比較
表比較





エッジの形状も凹型で同じです。正確には測定してませんが、コーンの形状もほぼ同じです。


裏比較





マグネットの大きさがかなり違うように見えますが、実際はほぼ同じ大きさです。。Yoshii9のユニットはFostexでいうとFE87タイプ、プロトタイプユニットはFE83タイプです。(Yoshii9のユニットは防磁ではありませんが・・)


横比較





全高は2cm程度の差があります。


といったところで。

取り付け







こうやって取り付けてあったYoshii9のユニットを取り外して、付け替えました。

一つ困ったことが。
直径比較








Yoshii9のユニットとプロトタイプのユニットを重ねてみると、Yoshii9のユニットにはある外周の白い部分がプロトタイプのユニットにはありませんでした。

ユニットの固定で、ゲルOKパッキンを固定もせずにアルミ管とユニットに挟み込んでいるので、挟み込み代が小さくなって挟み込みにくくなりました。なかなか均等に挟み込めませんでした。

set












いよいよ音だしです。

構成はPC⇒RSDA302U⇒ライカル線⇒プロトタイプユニットです。

○鬼太鼓座
 大太鼓の重低音が余裕をもって再生され、太鼓の音にハリを感じる
 フォーカスが弱い
 鈴の音が硬い

○ダイアナクレール(ライブインパリ)
 設置条件が悪いにもかかわらず、音が広がる。
 サ行の歌詞が気にならない
 定位があまい 

○KennyG
 サックスの音が硬い

○Gary Karr
 ダブルベースの最低音もしっかり聞き取れる
 空間がうまく再現できない


全体的になにかYoshii9のユニットと比較してフォーカスが甘くなったような気がします。

タイムドメインの理論で塩ビ管などの自作スピーカーを作られている方には扱いやすいユニットじゃないでしょうか。

コストパフォーマンスは相当高いユニットと思いますが、今ひとつYoshii9のユニットと方向の違う音ですね。

しばらく、エージングをして様子をみることにします。

======================
タイムドメイン製品ではありません。
タイムドメインラボの製品です。
理論も設計も違います。
誤解無い様扱って下さい
(由井さんより)