2010/03/19

《番外》 素人TuneUpタイムドメインミニ (んん・・・なんじゃこりゃ編) #timedomain

先日施工しました、タイムドメインミニ頭巾バージョンは思いのほか音が心地よいので、寝室で掛けっぱなしにしていましたら家内から音がリアルすぎて目がさえるという苦情がきてしまいました。そのため、私のメインのリスニングルームに持ち込みました。

今日は娘の小学校の卒業式ということで仕事は休みです。
午前中に卒業式が終了しましたので、午後1時間ほど今週末のラウンドのためにゴルフの練習にいってきました。
シャワーを浴びた後、ゆっくり音楽でも聴こうと思いminiから生え出しているステレオミニプラグをiPodtouchに差込み、極小音量(iPodtouchは80%程度でminiは11時ぐらいのボリューム)で再生を開始しリスニングポジションにどかっと倒れこみました。

そして、いま書き始めている「反射音の対策」のblogネタを書き始めました。

何気に聴いていたのですがふと音がとんでもない方向から耳に飛び込んできました。楽器がGS-1の位置で定位しているではありませんか。

床に設置している関係から、昨日息子が蹴っ飛ばしてしまってラフに設置してあった状態でしたので、ちょっと真剣にセッティングしてみました。

私の座っている一人がけのソファーの前には大きめのオットマンがおいてあるため、ゆったり脚を伸ばして座るとminiの姿は見えません。それなのに、4m近いスピーカー間隔で設置してあるGS-1の位置で音像を結んでいます。

これは何事か!!! と思って次々とGS-1で聴きなれた曲を小音量で再生してみました。自分の耳の横まで音がかぶさってくる感じはまさにGS-1と同じ感覚です。小音量ということもあって、低音の迫力はもともとありませんが、充分解像度の高い低音が聞こえてきます。

ワルター指揮のベートベーン7番なんかは4m一杯にオケが定位しますし、ミンツのパガニーニ24のカプリースなんかは目の前の位置にバイオリンが定位します。音のバランスも絶妙です。

初期反射の対策はラフではありますが、miniに対して施工はしてあります。

んん・・・・ 疲れているのだろうか・・・・

いやminiの実力はとんでもないです。ホント・・・ orz

本来ならば「反射音の対策」を先に公開する予定でしたが、この音を聞いたら、このことを書かずにいられませんでした。

ちなみに、手を入れた部分ですが

 ・AC電源 鉛制振 + - 各4ケ所
 ・スピーカーケーブル 鉛制振 各2ケ所
 ・ラインケーブル 鉛制振 各1ケ所
 ・エンクロージャー内 コットンによる反射音処理
 ・スピーカーユニット背面 コットンによる反射音処理
 ・エンクロージャー外部 レッグウォーマーによる吸音処理
 ・麻ひもによる本体の吊り上げ設置
 ・背面ポート漏れ音の消音処理

です。ちなみにセンターコーンは息子の毒牙にかかって少し変形してます。(冷汗)


GS-1 mini











※画像をクリックすると拡大します

音は良いのですが、いかんせん見栄えが・・・ miniをこんな風にしてしまって、由井さん怒らないででください。m(_._)m

【追記】
こちらのサイトにタイムドメインミニの背面に筒をつけて低音を増強する記事がございました。
http://www.wao.or.jp/maruyo68/runru/gazou/timed/timed.htm

実際にこの方法を以前試したことがあります。たしかに爆音の低音になりますが、音がにごりまくってコントラバスの音がつぶれてしまいました。音のバランスもわるくミニの目指す方向とは異なる音になっていてタイムドメインの音ではありませんでした。。

私は前面から放出されるクリアな音が背面のポートから漏れる音や胴の振動によって汚されてしまっていると考えました。そのためYoshii9と同様にユニット背面からの音をできるだけ吸音してしまうように、マフラー構造の筒をミニに接触しないように背面ポートの近傍に設置しました。

反射音について(由井さんとの対話) #timedomain




由井さんからお教えいただいた反射音の対策について一番印象に残っているいる言葉は

「高音は光、低音は波と思って対策すべし」

です

以前、由井さん(天才ばかぼんさん)とMixiを通じてご指導いただきました。私も反射音の処理について当初は間違った認識をもっていました。それを修正いただいたときの内容を紹介させていただきます。一部加筆修正いたしました。


⇒たくぼん
ふと考えました。反射音について思い違いをしているのではないか・・・

音の反射が悪いわけではなく、反射した音が劣化してしまうことがいけない・・・・

ということは、反射した音が劣化しなければ反射はしても問題ないということになるのでは・・・・勘違いしていたかもです。
これまでは、スピーカーから出た音が、リスニングポイントに届くまでに音が反射する面について、反射を抑えることばかり考えてました。

リスニングポイントからみて、音が悪い反射面にコンクリートの板などを置いて、他の方向に音を反射させて音がリスニングポイントに到達しないようにしたり、観葉植物などをおいて音を散らしたりしてしまってもいいかもしれません。

反射を抑えるばかりでなく、散らしたり反射の方向をかえることも視野にいれて考えてみようかと思います。

それよりなにより反射音の質の良し悪しを判断しないと・・・


⇒由井さんのコメント
質が問題なんです。
大理石の部屋は反射音一杯。
でも鏡面仕上げの大理石の反射音はスピーカの音の完全反射でよい音です。

大理石の部屋の音は野外よりも魅力的でした。
インド、無垢の白大理石で出来たホール(貼り付けではない)、鏡面仕上げ(本当にかがみ以上のぴかぴか)、Yoshii9をセットするのに特別に入れていただいたのですが、白手袋、白靴下を履いて入室出来ました。


⇒たくぼん
天才ばかぼんさま

おはようございます。"質"なんですね。反射が悪いわけではないということをようやく理解いたしました。

壮大な反響の中で、音楽はどのように聞こえましたか?

自宅の壁は一般的な石膏ボードの2枚張りのうえに布クロスが張られてます。音がにごるのは確認してますので、これは良い反射面とはいえないと思います。窓の位置などを考慮して、リスニングポイントに対して反射面の影響がでにくい位置にスピーカーを設置するとともに、悪い音がリスニングポイントとどかないように反射面に減衰または拡散、反射の方向をかえるなりして試して見ます。

大谷石の採掘場とかでも音がよさそうな気がします・・・


由井さんのコメント
大谷石の採掘後のホールで鳴らされたかたがいます。

土蔵もよいですね。

反射点は少ない方がよいです。
板からは入射角=反射角の法則で。
エッジからは全角に反射されます。
日本のホールは反射板がやたら多く何十ものゴーストを起こした音になります。
TVのが面を想像してみて下さい。強い反射が一つだけなら画面は2重にはなりますが、はっきり見えます。
多重ゴーストでは、形も色も無くなります。
弱い反射でも多重になると、影響は悪い。もやもやが増える


たくぼん
大谷石の採石後ですでに音だしをされたかたがおられたとは・・土蔵でも音がよいとのこと、まさに自然との対話ですね。

確かに、日本のホールは(日本のホールしかいったことないですが)反射板が天井からそこら中につるされてますね。ウィーンのニューイヤーコンサートを正月にみていても、あのような風景ってまったくみられないです。いつも不思議に思ってました。

出来るだけ反射点を少なく、反射して音が悪くなるぐらいならば、拡散、遮蔽するようにしてみます。


由井さんのコメント
日本のホールはFドメインで設計しているので、やたら反射板となります。
各席でのノイズで計った周波数特性は良くなります。

欧州は聴いて判断するので、自然Tドメインとなります。

反射音の対策(はじめに) #timedomain

タイムドメインのスピーカーをもっと高音質で楽しむためには、スピーカーの設置環境、その中でも反射音の対策も重要な要素になってきます。

■現在の配置(略図)
1345200973_40







タイムドメインのスピーカーは時間軸に正確に放出された音を聴くために、遅れた反射音には期待をしていない設計だと思います。スピーカーから放出された反射音をすべてなくすことは無響室か外でなければ実現できません。反射音(特に1次の反射音を対策 2次以降の反射音はよほどライブな環境でない限り減衰率が高いため無視する)に対する対策は、スピーカーから直接放出された音を純粋な音で聴くための対策となります。

2009.9.10にも記載いたしましたが、反射音の対策には「改善の原理」が当てはまります。
http://blog.livedoor.jp/tackbon-0831/archives/51382457.html

ここにもありますが、この反射音の対策は地道な作業でいきなり効果があがるようなものでもなく、ある段階で突然激変する類の改善です。
そのため、かなりの根気が必要となります。また、対策によっては日常生活に支障をきたしてしまったり、見栄えが悪くなって音楽を聴く環境どころではなくなってしまう可能性もあります。そのためどこまでの対策をされるかは、個人の判断となります。

私の所有しているスピーカーではGS-1が最もシビアに対策が必要で、GS-1で反射音の調整をした環境ではYoshii9もminiもlightも素晴らしい音で再生することができます。

私の場合は、再生音の処理を厚手のタオルや座布団などのどこの家庭でもあるようなもので行っています。

簡単に私のいつも音楽を聴いている環境を紹介させていただきます。

私の自宅ですがコンクリート構造ですので比較的防音が簡単に施工できました。そのため、簡易的な防音仕様となっています。側面は石膏ボードは8mmの2枚重ねし、コンクリートの間には発泡性の断熱材が5cm入ってます。床は毛足こそ短いカーペット敷きで12mm厚みの床板が貼ってあり、その下にはこちらも5cmの発泡性の断熱材が入ってます。天井は表面はオトテンで施工してありますので、一般的な天井よりは高音の反射が少ないとは思います。オトテンの裏側にはグラスウールが5cm敷き詰めてあります。部屋にある2つの出入り口の扉はカラオケなどで使われているレベルの防音扉です。

GS-1を鳴らすために必死に考えて作ったのですが、家を建てた後に由井さんに、「鏡面加工したコンクリートの厚い壁、もしくは大理石の部屋が最高の音がします」とお聞きしたときには愕然としてしまいました。

反射音の対策なのですが、反射面の素材自身が発生する音の質が問題で、鏡面加工したコンクリートの厚い壁、もしくは大理石は完全反射となるため、音をにごらすことはないわけです。ただ、一般的な家庭で音楽を聴く環境として考えた場合一般的ではありません。

そんなこともあって、私は反射音を吸音、分散することでリスニング環境の改善に取り組みました。

まだまだ完全ではないですが、これまで行ってきたことを簡単にではありますが次回に紹介させていただきます。

私の部屋はfドメイン的な表現では、かなりデッドな環境だと思います。

リスニング環境の整備も「タイムドメイン理論」の中のひとつです。測定器なんて自分の耳以外いりません。(^^
2010/03/17

タイムドメイン ミニ ~ポート漏れ音対策 変態編~ #timedomain

今回のはちょっと一般的ではありませんが、これも効果ありましたので紹介させていただきます。(^^);

特に低い音のもやもやがなくなって解像度が高くなると共に、響きや残響の部分がさらにクリアになりました。Yoshii9とまではいきませんが・・・


さてといきなり登場です。タイムドメイン 頭巾バージョン(笑)

zukin









絶対市販されてません。これもダイソーのレッグウォーマーを2重でかぶせました。殻の部分から発生する余分な音の対策です。これはMarty101に施工した際に有効でした。ミニの殻の部分も振動してますので余分な音が発生して音をにごらせているはずです。完璧な吸音はできませんが、ある程度の効果を見込んでの施工です。施工時間は28secでした。(^^);;

これまでのminiへの施工で未だ不満が残った部分は、低い音域の変な共鳴みたいな音でした。コントラバスや太鼓の音が一発目の本当の音にブヨブヨの音が付与されて解像度がYoshii9と比べものにならないほどでした。

miniの背面のポートからは、かなりの風の出入りがあります。またそれに伴い低音を中心に結構高い音域までの音が放出されてます。

今までは、背面に吸音スポンジを置いて対応してましたが、それでは充分ではなかったようです。

ここで注意するポイントは、ポートを出入りする風を押さえ込んではいけない。このポートですがカナリセンシティブでここに少しでも抵抗をあたえると、一気にコーンの動きが悪くなりダメダメの音になってしまいます。

ということで、Yoshii9の消音方法を参考にマフラーを製作してみました。

mahura-










使用した部品は硬質紙筒管とニードルフェルトそれにコットンです。
ニードルフェルトを紙管の中に中空に向こうが見えるようにいれます。
そこに、ほぐしたコットンを棒で少しだけいれました。コットンの量は後から適量に調整しました。

このマフラーをminiの背面に設置しまして、麻ひも座布団にのせたmini頭巾バージョンを押し付けないようにマフラーの前に設置しました。

connect








なおマフラーの性能は、子供と一緒にお互いに交互に耳にマフラーの先をあて、大声で叫んで確認しました。かなりの消音効果です。(笑)

最後にminiのネジのトルクを調整しました。調整方法は音を聴きながら一番音が広がるように締めたり緩めたり。基本的には4本とも同じ調整です。


最終的な効果はご自分でご確認いただければと思います。見てくれを完全に無視してますので、一般的ではありませんが、miniの音が更によくなります。

〓〓追記〓〓

正直に申しまして、これまでの最高の音です。Yoshii9に肉薄してます。ポートから排出されていた低音が部屋の角などにたまり、それが低い音を汚していたものと思われます。

耳障りだった、コントラバスの最低音やティンパニーの強打なども非常にクリアに迫力ある音になりました。

また、胴の部分の消す音も効果があるようで、マタイ受難曲のような大編成のコーラスなどもスピーカーの存在が消えてしまって部屋の中に音が充満します。

miniの小さな躯体のなかでは、スピーカーの背面から放出される音を消すことができていないのだと思います。

これは、きっと手軽に机の上においてよい音を楽しむために設計される段階で妥協しなければいけなかった項目のひとつではないでしょうか。

実際、miniの内部に吸音材を入れてユニット近くの反射音の対策をし、またポートから排出される音の消音処理をしてやることによって、ユニット前面からのクリアな音だけが残ることになる構造となり、Yoshii9の音に近づくことができたのではないかと思います。

ただ、これも一重にminiの基本性能、設計がしっかりとタイムドメイン理論に基いているためだからだと思います。

miniのシルバーバージョンなどがありますが、重量がありますのでこちらの方が振動に対しては有利ですので、更によい音がすることでしょう。

いずれにしても、見た目と出てくる音のギャップの激しいスピーカーですね。

また、思いついたら色々施工してみようと思います。

2010/03/16

接地方法について(miniの吊り下げについて) #timedomain

麻ひもによるタイムドメインミニの吊り下げについて、自分の駄耳では音がよくなったと確信しておりました。ただ、これまで由井さんからお聞きしていた設置の方法の基本としまして、

 「しっかりしたところに設置する」

という基本からかけ離れていると思っていました。そのため、「音がよくなっているのは気のせいか?」、「これは一時的なものか?」と自問自答しておりました。

思い切って、由井さんに

 「吊り下げて音がよくなるのはどうしてですか?」

とtwitterで質問をさせていただきましたところ、

 「一点支持(やじろべえ)が最高、次は支持なし(仮想一点支持),次は3点。4点は不可。支持は電気回路のアースと同じです。」

との回答をすぐさまいただきました。

以前一点支持についてはお聞きしていました。ビルゲイツが聴いたスピーカーはこの1点支持とのことでした。どうやって一点支持でスピーカーを接地されたのかは分かりません。

3点支持の安定性と4点支持の不安定は感覚的には理解していましたが、理論的には???でした。

吊り下げがどれにあたるのか、それとも当てはまらないのか分かりませんでしたので、

 「吊り下げは支持なしとみなしてもよろしいのでしょうか」

と再度質問をさせていただいたところ

 「Skypeできますよ」

とのことでしたので、早速ipodtouchに付属のイヤフォーンを差し込んでSkypeさせていただきました。

 1点支持の理論的な優位性や、機械的な振動の形態を電気回路に等価変換する考え方、3点支持の意味、4点支持のダメな点などを分かりやすく、例を交えてご説明いただきました。

 さて、今回の一番の疑問についでですが、吊り下げることによってminiは支持なしの状態になります。支持なしの機械的な状態を電気回路の置き換えると、内部で発生した電気信号がどこにも出ることができずに、内分で滞留することになります。

電気的なアースは1点支持でしたら、接触ポイントのインピーダンスが非常に高くなり、理想的に振動を処理できるます。複数のアースとなると電流が逃げる経路が複数になり電気的に不安的になりやすくなります。

今回の場合、アースポイントがないわけですから、アースをすることによる外部からの影響をなくすことができます。また、回路が適正であればアースをする必要はありません。

従いまして、市販の3点支持よりも良好な結果が得られても不思議ではなくて、間違っていない方法とのとこでした。

1点支持、支持なし(仮想1点支持)では商品化するには無理があるため、Yoshii9についても3点支持となっているとのことです。
また、逆三角錐のスパイクの設置部分の面積が小さくなっているのも、氏インピーダンスを高めて振動が伝わりにくくしているとのことです。

機械構造を電気回路に等価変換して、電気回路の定理を当てはめることができるとは考えても見ませんでした。振動を電流とみなした場合、オームの法則では、抵抗が大きいすなわち振動の伝播面積が小さいと、振動は伝播しにくいといった具合にです。

ほっとするとともに、由井さんの懐の深さにあらためて敬服いたしました。




2010/03/15

タイムドメイン ミニ の改造 《完結》 #timedomain

Timedomain miniですが、現在稼動中3台を含めて、合計6台購入しました。そのうち1台は両親の家で活躍中です。2台は改造中にこわしてしまい部品採り用になっています。

前に紹介いたしました、ACアダプターや信号ライン、スピーカーケーブルの制振を施したものについて、先日行ったコットンの施工を行いました。

miniのネジを外すと、どうしても削れてしまい2回以上殻割りをすると、ネジがバカになってしまう可能性が高いです。そんなことで、このロットのminiについては殻割が2回目ということでこれ以上の施工はできないため、今の段階で考えうることをすべて施工いたしました。

■殻割
MINI_BEFOR








まずは、4本のネジを外します。このネジはスクリューになってますので、できるだけゆっくりと優しく取り外します。



■ユニットMINI_UNIT








このロットでは、ブリッジの部分は削ってませんが、削る作業は想像を絶するので今回は割愛します。その代わりといってはなんですが、今回はコットンで吸音します。


■ユニットの一部とフロント部分
MINI_ FORONT

まず、前面の殻の部分とユニットの裏側にコットンを貼り付けました。

■全部
MINI_AFTER2
背面の殻の吸音材よりも前面の部分にコットンを貼り付けました。


作業はこちらも非常に簡単で、2時間弱だったでしょうか。


この状態で殻を元通りにして、昨日再製作した麻ひもの座布団の上に乗せました。


・JachintaのDany Boy 
  : サックスの音のクリアさが別物。声もYoshii9に肉薄
・マーラー交響曲3番 バーンスタイン
  : 部屋のとんでもない位置楽器が定位
・24のカプリース ミンツ
  : 弦が擦り切れそう(笑)
・OTTAVA
  : エコーが心地よく部屋に充満します



素人の簡単な作業でminiでここまで再生できるとは・・・

ソースがツボにはまれば、そんじょそこらのオーディオセットなんて太刀打ちできないでしょうね。

おそるべしです。


 TimedomainのTuneUpサービスはどれだけすごいんでしょうね。







2010/03/14

Miniの座布団 #timedomain

Miniにしろlightにしろ、はたまたYoshii9にしろしっかりした場所に設置するのがタイムドメインの設置の基本です。

また、余分な振動を極力排除するのもまた、タイムドメインです。

以上のことからMiniの下に敷くものについてかなり前ですが、麻ひもを利用した台を製作しまして良好な結果が得られましたのでご紹介させていだきます。

なお、この方法は
「麻ひもを張った上にMiniを設置すると音が広がるとともに、高音のこもりがなくなる」
とマイミクのひゃっかんさまからお教えいただいたのを私なりに試した結果です。

■準備するもの
まずは、100円均一でお買い物。
  寿司用の台×2ケ
  麻ひも×3ケ(買いすぎ 1ケで充分)
 
〆て315円(税込み)でした。
ほんとにこんなもので・・・とこの段階ではまだ半信半疑です。

※写真は拡大しません
282560560_27







■さて製作。麻ひもまき
282560560_129









麻ひもを切って寿司用の台にMiniの底部よりも狭い間隔で2本巻きます。このとき頑張ってテンションをきつめにしてください。(かなりきつくしても麻ひもはのびてきますので、時々テンションを貼りなおす必要があります。)

で、完成。Miniをのせます。
282560560_144










評判どおりの効果を通り過ぎた素晴らしい音です。
高音のこもりがなくなり艶がでるとともに、音がMin2台で再生したときと同レベル、いやそれ以上の音の広がり方です。

寿司台はゴムの木というかなり硬い材質で、音はかなりシャープで固めの印象でしたので、もう少し音を和らげるためにやわらかい素材のものを探しました。

そこで見つけたのがこの万能スノコ。ツメで押せば跡がつくぐらいのやわらかい素材でした。

自宅に持ち帰り早速作って試してみました。

■万能すのこ
283293162_56






■麻ひもをまいて
283293162_109







■できあがり
283293162_112









音がやはりかなり柔らかくなり、音も広がりを増してます。
ボーカルには艶がでましてかつ、音の辺りが柔らかくなりました。音場も丸く包み込むような感覚がでてきました。

Miniをお持ちの方、費用もやすいので一度だまされたと思ってお試しください。

《番外》 Yoshii9ユニットとFE87の比較

最近《番外》ばかりかいているような・・・

まだ私がYoshii9を所有していないころ、巷ではYoshii9のユニットはFE83やFE87ではないかという噂が聞こえてきました。実際にFOSTEXのFEシリーズを利用してYoshii9風のスピーカーを自作されかたも多いはずです。

Yoshii9を実際に所有してから、Yoshii9のすばらしさは仔細な部分までタイムドメイン理論を再現されたシステムだということが良く分かりました。
完全なコピーでもしない限り自作で市販のユニットなどを使ってYoshii9の領域まで到達するのはまず無理でしょう。

ユニットひとつとっても、見た感じは本当にFE83やFE87に良く似ています。以前はFE83も所有してましたが、友人に譲ってしまったため現在はFE87しかありませんので、それと比較してみます。私自身が観察した結果ですので、実際とは異なる可能性もあります。その辺りを考慮していただきながら見ていただければと思います。
ちなみにFE87は防磁型、Yoshii9のユニットは防磁型ではありません。

※写真はクリックすると拡大します

■上から
ue





コーン紙の形は似ていますが、FE87の方がかなり雑につくられてます。センターコーンを取り付けるボンドの量も一定の幅ではありませんし、コイルへ接続されているケーブルのとめかたも雑です。

また、エッジの材質がFE87の方が薄っぺらくて下側が透けてます。背面の音が表側に出やすくなってしまいます。FE87は経時変化でエッジに塗られている塗料がコーンに染み出してくることがありますが、Yoshii9の手持ちの6ケのユニットすべてでそのようなことは確認できません。もちろんYoshii9のユニットは下側が透けて見えることがありません。そんな点でもコーンの動きを妨げずに背面の音が前面に出てこないような工夫がされているものと思います。

■下から
naname





ユニットのブリッジの幅がYoshii9のほうが明らかに細く、背面の圧力が抜けやすいように開口部も大きくなっています。
また、Yoshii9のほうはグランドアンカーの固定用の孔があけてあり、ヨーク部分にはタップ加工がしてあります。この構造によりグランドアンカーを取り付けることにより、ユニットの本体とヨークの部分の両方が固定されることになります。

ユニット本体の鉄の部分の仕上げもYoshii9のユニットのほうが丁寧です。

■横から
YOKO




Yoshii9のユニットのユニットを支える部分の方の厚みが厚くプラスチック?で補強されているため、グランドアンカーをとりつけて加重がかかっても十分な強度となっています。その一方FE87は鉄板の打ち抜きのみで薄くYoshii9と比較して強度がなく、かつ四角構造のため四隅に荷重がかかりやすい構造です。

ユニットの全高さはほぼ同じですが、下からの写真にもあったようにYoshii9のユニットの裏側の中央の穴にはヨークとホルダーの間に隙間があります。この隙間の位置にFE87はキャンセルマグネットが入っていると思われますが、その大きさがYoshii9の穴部分の隙間と同じかどうかはわかりません。

また、ダンパーがYoshii9のほうがうねりが大きく、背面の反射音をコーン紙側に集中しないような工夫がされているものと思われます。

FE87が防磁型ということもあり、マグネットの強さの比較はできませんでした。

■Yoshii9のコーン紙     ■FE87のコーン紙Y CORN
FE87 CORN







ここが一番違うんじゃないでしょうか。うまく写せないのが情けないですが、Yoshii9のコーン紙ですが均一でムラがなく、かつ薄いです。材質ことなるようで、色の感じも若干Yoshii9のほうが色が薄いです。

察するに、マグネットの構造やボビンの巻き方。コイルの線形、巻き数、ストロークなんかもスペシャライズされている可能性も高いと思います。

てなところで、FE87との私なりの比較を終わらせていただきます。ちなみにFE87を使ってYoshii9風のスピーカーを作りましたが、音がYoshii9とは似て非なるものになってしまいました。

Yoshii9のユニット 反射音対策 #timedomain



今日は、休みということで実家に子供たちを連れて行こうと思ったのですが、疲れてしまっていてあまり気乗りがせず子供と家内だけをいかせました。決して策略ではありません(^^);;

ぼ~っといい気持ちで、Yoshii9でJathintaを聴いてましたところ、先日のタイムドメインラボのユニットを何とかしようと思って、ユニットの裏側のブリッジの部分の反射音対策のためにコットンを張りましたところ、以外に良い結果が得られたことが頭をよぎりました。

おもむろに、ソファーからたちあがって工具箱からこれらの道具を取り出し、Yoshii9の前に椅子置いて座り込んでチマチマと作業を始めました。


P1030024S








作業は前回と同じ、コットンを半分の厚さに裂いてから、ちょうど良い幅にきって巻いて紙テープで固定するだけ。非常に簡単な作業です。
時間にして30分ぐらいでしょうか、すべてのブリッジにコットンを巻き付けました。

Yoshii9ユニット綿







あと、この黒いユニットのマグネットカバーのところにも薄いコットンを張りました。

Yoshii9ユニット綿2








こんな簡単な作業でしたので、効果はあまり期待してませんでした。

できるだけ音道を妨げないように、ふわふわのコットンを取り付けるかという、最低限のことだけ気をつけて作業をしました。


それで・・・おもむろに、先ほど聞いていたJathintaをiPodで再生してみました。

(◎-◎;) ビクッ

ヽ(。_゜)ノ へっ?

ヽ(・_・;)ノ ドッヒャー

ヽ(;^o^ヽ))) (((/^o^;)/ナントー



です。

一瞬耳を疑いました。音の広がり方が更に拡大すると共に、音がクリアーになっています。心配でした低音の再現性ですが、更にクリアになりましたのでホッといたしました。

タイムドメインラボのユニットでは、この対策ではそれほど効果がえられず、こんなものかといったぐらいでしたが、Yoshii9のユニットに対しては効果が目に見えて分かりました。

Yoshii9のユニットのほうがかなりセンシティブなのでしょうね。

電源対策、スピーカーケーブルの制振、ユニットの反射音対策を簡単にするだけでも、Yoshii9が簡単に音質向上します。

これに、部屋の反射音対策が加われば相当な高音質になること間違い無しです。

私の部屋はGS-1に対して音響対策をしてあります。そのためYoshii9の再生環境はあまりよいとはいえません。にもかかわらずどこにいてもよい音を聴くことができる素晴らしい装置です。ある意味、GS-1とは対極にありますが、最高の音楽再生環境を得ることができる装置の一つだと思います。

また、音質の向上については、これも改善の原理の一貫かと思います。
1つなおしてもなかなか分からない、どんどん悪いところをつぶしていくと、一気によくなる転機があります。

GS-1までの音とはいかないかと思いますが、大勢で良い音を楽しむためにコツコツと改善をしていけたらと思ってます。

ホント 生まれ変わりました。

※久々の感激のあまり誇大な表現になっている可能性がございます。その辺を差し引いてお読みいただければ幸いです。m(_._)m

部屋の反射音について

当初私はタイムドメイン理論はスピーカの構造のみと理解していましたが、大きな間違いでした。
そんな折、由井さんから、タイムドメイン理論というのは、再生機器、回路構成、部品の選定、部屋の反射音対策など、音響にかかわるすべてについて網羅しているのことをお教えいただき、その根本に時間軸があるということまでは理解することができました。

それまでは、機器にばかりに目がいってしまい機器の設置方法、ケーブルの制振、機器の構造の変更などを中心に高音質化をめざしてまいりました。

改善が進むにつれて、なにをやっても音が変化しなくなってきました。

そんなとき、由井さんから基本に立ち戻って、リスニングルームの音の反射の対策をしたらどうかとのコメントをいただきました。

方法は至って簡単、遠くの音をきくように耳に手をあて音がにごっている方向の音の反射面について、音を散らしたり吸音するだけです。

あとは部屋の図面のCADで書いて、スピーカー配置位置から計算してリスニングポイントに対する再生音の反射面を推定しました。

スピーカー本体のセッティングが決めてから、その他の部分(ケーブル、鉛玉)をやった方がより効果(変化)を感じられるということも分かりました。 やはり順序を基本にのっとって行うと後の作業が効率よく進みます。

初期反射音の対策をしていない状態と対策をした状態の音の変化と、ラインケーブルを0.08mmからSONYの安物に変えたときの変化とを比較すると、反射音の処理をした方が劇的な変化です。

いかに、一次反射の対策と、スピーカーの置く位置、リスニングポイントなどの音楽を聴くための環境づくりが大切かを思い知りました。

鉛玉やケーブル、インシュレーターなどのいわゆるアクセサリーに目がいきがちですが、基本的な部屋の反射音対策、リスニング環境の整備が最も重要ということが良く分かりました。多分、ケーブル類はその後でもいいんじゃないかな・・・と。

セッティングの順序ですが

1.コネクターの清掃
2.スピーカーの設置とリスニングポイントの設定
3.反射音対策
4.機器の設置環境の整備(振動対策や機器の構成の検討)
5.ケーブル、インシュレーターなどのアクセサリーの検討

といった感じではないでしょうか。

タイムドメイン理論の測定器は人の耳です。
すべて常に音を聞きながらの作業になります。

GS-1が一番音の反射による音のにごり対してシビアです。GS-1でよい音になる環境ではYoshii9やmini、lightが思いがけないほどのスケールで朗々となってくれます。

地道な作業になりますが、これが決まれば後が楽です。反対にこれが決まらないと、高音質化の限界を決めることができません。