新大陸への誘い

 If it measures good, and sound bad, it is bad.
ファインメット関連
頒布先

ファインメット真空管バッファ(6DJ8)

5670Wは妙高へ旅だちましたので8417シングルアンプの増幅段に使用した6DJ8でもバッファーをつくってみました。
こちらは自分用ですので先に紹介したいろんな回路が試しやすいように平板のうえに回路を組みました。
6H1N
回路は基本的に5670Wと同じですが、真空管に合わせて抵抗値が少し変更してあります。音の傾向は5670Wよりもより味付けが無く無味無臭です。(笑)
また、部品は5670Wのときはオーディオ用の抵抗などを使いましたがこちらは汎用品です。
Buffer2
Youtubeなどでゲイン不足になりがちなものについては、TLT-1010の2次側の抵抗で調整できます。TLT-1010の位相特性が二次側の抵抗=アウトプットのインピーダンスの変化に対してリニアな範囲が広いことからTLT-1010を出力トランスとして用いたバッファーの形式はDACのバッファーとしてとても有効に作用するということがわかりました。電圧やカソード抵抗値の調整範囲も広いですので、システムに合わせて調整できますのでどんなシステムに対しても相当有効だと思います。

ファインメット真空管バッファ(5670W)

ひとまず、基本的な回路で5670WとTLT-1010を使って組んだところ、カップリング出力のようなもたつきの無い音がとびだしてきました。
buffer
TLT-1010はライントランスですので、直流はあまり流せませんが、数mAなら問題ないとのことです。実際流しすぎると、コアが飽和するせいか音が鈍ります。(※交流は120mAまで流す事ができます。)
プレート電圧を150Vと35Vの間で可変させながらでカソード抵抗の値を変更して電流値と音を確認しながら調整しました。このような調整ですが、ある程度の数テストをすると傾向が分ってきます。
私の2種類のシステムである程度の音合わせをしましたのが、ひとりよがりにならないようにするためにも修行に出す事にします。
5670WR

567WF

ファインメットトランス出力真空管バッファーの検討

今年の目標として、真空管バッファの製作を掲げましたので検討を始めました。真空管を用いたバッファーの検討は昨年行っていましたが、出力のDCをカップリングコンデンサーでカットした方式のものでした。信号ラインのコンデンサーは必要悪とは考えていますが、これを特性の優れたファインメットトランスを用いてできないか検討してみたいと思います。

CDやDACの電圧出力のインピーダンスを下げるためにバッファをつけるのはとても有効な手法で、ライン出力は600Ωが基本と言われていますが、これは電話線の接続からきているようです。まあ、個人的には音質に影響がなければこれにとらわれなくてもいいかとは思っています。

正確にインピーダンスを測定した事はないのですがトランスを用いた場合2次側に負荷抵抗をつけない場合トランスのインピーダンスとなります。例えば、TDA1545Aの場合は2側に1kΩの負荷抵抗をつけますので、トランスの2次側のインピーダンスとこの負荷抵抗の合成インピーダンスになると思います。

真空管のバッファ回路は下図のようなものを 良く見かけますが、カソードフォロワーの場合は音質がのっぺりとしてしまうように感じたため除外しようと思います。(SRPP回路含む)
Buffer
そこで、単段の真空管アンプの回路を参考にして、出力トランスを用いた回路の検討をしてみたいと思います。
Buffer2
専用のトランスが手持に無いので、トランスはTLT-1010を真空管は手持の6DJ8か5670Wを使おうと思います。TLT-1010はライントランスですので直流をあまりながせないという制約はありますが希望的観測でなんとかなるんではないでしょうか。もしできたら、シングル無帰還のファインメットアンプの片鱗が見える物になるかもしれません。



初荷(700VA アイソレーショントランス)

今年の黒猫さんの初荷が届きました。中身は白です。
 Isolation
FINEMET Isolation Power Transformer  700VA
0-100Vac:0-100Vac 7Ams 9.8kg(gloss)
ISO2
アメリカ仕様はすで昨年秋にAudioFeastさんから発売されていますが、国内専用の仕様としたものが正月早々手元にとどきました。

アメリカ仕様はこちらになります。
AudioFeast
FINEMET Toroidal Isolation Power Transformer 840VA

これまで使っていたのが、400VAでしたので1.75倍のコアサイズです。
早速交換。
正直これまでの400VAが相当よかったので、取り替えてもエージング前では劇的な変化はないかと推測していたのですが、再生された音楽は更に深みが増し空間のベールが数枚はぎ取られた感じでした。
今年はこのアイソレーションを使った電源からの電力供給がベースのリスニング環境となります。アイソレーショントランスだけ使っても効果はありますが、12Aまたは24AのACフィルターを通した後にアイソレーショントランスを設置をお勧めします。相乗効果でそれぞれ単発でつかうよりも大きな効果となることは実証済みですので、分散していた12A ACフィルターを集合させて24Aの構成にしました。
分りにくいかもしれませんがこんな感じです。
スクリーンショット 2019-01-03 10.31.30
アンプが電力が必要なときに、質の良い電力をできるだけ早く供給する感じです。
このACフィルターとアイソレーショントランスの組み合わせはファインメット電源とフィルムコンで構成された電源回路では顕著な効果となります。
今年もこういった根本的なところは。都度取り組んでいこうと思います・

PS スパムコメントが多かったですのでコメントオフにしていましたが対策も強化されたようですので、海外IP NGでオープンにしてみようと思います。

2019年元旦


IMG_1060

先日今年一年を振り返ったことを元にして、元旦からいろいろ考えていました。

やはり何か物事を進めるにあたって目標をたてるということは非常に重要だと考えています。私の場合、自分にメチャクチャ甘いので、「願い」(〜であってほしい)だけでは他力本願になってしまい目標の実現がまず無理です。そのため強く「思う」ことで、自分にとって実現不可能と思われるようなこ目標に対しても今なにをしなければいけないかという思考がようやくできるようになります。また、強い「思い」をもって物事にとりくんでいると、なぜか必要とする人や物が現れてるのは本当に不思議です。先を見据えながら今なにができるのか、なにをすべきか、その先にはなにがあるのかを自分のおかれた環境でバランスよく思考(構想と発想)するのがとても楽し時間です。その傍らには素晴らしい音楽ですね。

ということで、今年も私が音楽をより楽しむための「思い」(かくあるべし)のより具体的な目標を2つ挙げようと思います。

1. 2段増幅コンデンサレスアンプ(Interstage結合)
2. DAC用真空管バッファー

これらはGS-1ではなくこれからAudio Feastさんから発売されるAFT model7をターゲットとして取り組みたいと思います。

達成するためには、身につけなければならない技術も数多くありますし、実験を重ねて行く中で得られた経験から派生していく内容もあると思います。途中、脇道にそれたり立ち止まったりする事もあると思いますが少しずつでも実行しようと思います。

いつになったら初心者から卒業できるんでしょうね。今年もよろしくお願いいたします。m(_._)m

2018年を振り返って


毎年正月に今年のオーディオ関係の目標をたてるのですが、今年の正月掲げた目標は
  1. 2A3シングルアンプの整備
  2. TDA1545A標準機の製作
でした。特に2A3シングルアンプの整備については、ここ数年なかなか進める事ができなかった内容で今年こそと思っていました。9月までは怒濤の海外出張でなかなか時間がとれませんでしたが、睡眠時間もあまり取らないような状況でなんとかTDA1545A用のIVトランス設計のためのデーターを取り切って発注することができました。このデーター取りで学んだ事はとても多かったです。当初からTDA1545Aのユーザーはそれほど多くないと思っていましたので、ライントランスとしても使う事ができるように1:1の巻線比としたたま、電圧出力のDACへの導入でも高い評価をいただいています。asoyaji Audioさんのasyaji DACの最高級にもこれまでTLT-1010が使われていましたが、こちらについてはTLT-TDA1545Aに定番にされるとの連絡をいただきました。

2A3のアンプについてはすべてオールファインメットとなっていましたが、アウトプットトランスを大型化してケーシングを秋口に実施しました。こちらのアウトプットトランスも当初は50WSサイズを予定したのですが、どうせなら今できる最高峰を狙おうと思い、2A3用としては存在してなかった100WSサイズを新たに設計してもらいました。ケーシングも素人ながらなんとかできて、これまで高圧端子が露出した部分がほとんどなくなり安全も確保することができました。

そのまま調子に乗って6GB8+ECC88固定バイアスシングルアンプを2台組み上げて、それ用の電源トランスを特注して、トランスを構成する心臓部のファインメットコアの入荷をまっている状況です。

立てている目標がそれほど高くない事もあって、とりあえずは今年の目標達成です。

とはいえ、今年の一番の目玉はこれでしょうね。アンプのレベルをある程度あげておいて本当に良かったと思います。

2A3 W Power

2A3シングル固定バイアス2段増幅の検討

6GB8の2段増幅 固定バイアスの組み合わせの音質がすこぶるよかったので、2A3でもこの構成でできないか検討をしてみました。
ネックは2A3の入力に必要となる電圧を1段増幅で取り出す事が可能かどうかということです。
高い増幅率の球として以前6C45Piを単段PPでつかって小出力のアンプをつくってましたので、それが使う事ができるか検討してみました。
入力をVpp 2Vとして現在増幅段で使用している電源電圧を元に5kΩ負荷でロードラインをひいてみました。
スクリーンショット 2018-12-23 8.04.13
利得も30dB程度はかせげそうですので、2A3にこの結果をもとに当てはめてみました。
2A3は固定バイアスですので、データーシート通りプレート電圧 250V バイアス-45V プレート負荷2.5kΩでの計算です。

スクリーンショット 2018-12-23 8.14.11

シングル無帰還でのざくっとした計算ですが、なんとかなりそうな気配です。回路はこんな感じでしょうか。まあ、計算はあたりだけですので作ってみないとわかりませんね。
6C45Pi_2A3

6GB8シングル ver2

SamizuAcoustics用6GB8シングル調整もほぼ終わりました。あとは発注をかけた360VAのB+とヒーター,バイアストランスを待つばかりです。傍熱管のカソードコンデンサレスの雑味のなさの音質向上への可能性が高いと感じましたので、実験用に手元に残っていた部材と少量の抵抗やラグ板を発注してもう一台自分用に製作することしました。
ケースのトップパネルの図面を流用したり、追加構想なども決めてありましたので加工までは比較的すんなり進みましたが、実際の配線をする段になって配線が前作ったときよりもやりにくいのでなにか違うぞと感じながら進めていました。
途中で並べてみると・・・・・・・・線対称。。。orz
トップパネルはCADで上から見た時を想定して製図して、ミラー反転で印刷して剥がせる糊でアルミプレートに貼付けて作業するのですが、印刷時にミラー反転せずにいたようです。端子の部分は線対称でしたので前の物と同じ構成で配線をすすめていたので、取り回しが逆になる部分もあり配線が入り組んで染ましました。また、ラグ板が前回用いたのよりも大きくて場どってしまいましたが、なんとか納める事ができました。
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自分用は運搬するとしても自室内だけですので、ラグ板をとりつける木片もネジ止めせずに両面テープで貼付けただけ。カップリングも1uF以上のフィルムコンで丁度良い物がなかったので0.47uFとしてあります。その他ヒーターバイアスのバイパスコンデンサーの容量も小さめですし、配線も安価なものをつかってあります。回路的は、増幅段の6DJ7を左右独立電源で入力できるようにしたのと、グリッド抵抗をチョークと変えやすくするための取り付け方を変えました。あと誤差範囲かもしれませんがゲインをかせぐためにドライバー段の負荷抵抗の値を少し大きく、カソード抵抗を小さくしてあります。ドライバー段のバイパスコンデンサーも944U 220uFがはいらなかったので100uFにしました。

とりあえず、右側のSamizuAcousticsさん向けのものは2週間以上安定稼動していましたので外装の塗り直しやハンダの最終仕上げをして、自分用でいろいろ実験してみようと思います。

〜追記〜
とりあえず無事音出しまでこぎ着けました。同じアンプとはいえ一ヶ月で2台のアンプを組むとは思ってもいませんでした。これまでは高圧を扱うということでビクビクしながら作業をしている場面も多々ありましたが、チェックするポイントもある程度つかめてきましたので少しは慣れてきたと思います。時折コンデンサーの電荷を抜き忘れてビリッときたり、トランスの容量オーバーの電流を流してしまってアッチッチになったり。

音の傾向は殆ど変わりませんが、やはりカップリングが0.47uFと初号機と比較して1/5程度しかないので、低音は不足気味です。このあたりは追って変えていこうと思います。


6GB8シングル

Samizu Acousticsさんがアンプを新調されるということで製作を依頼されました。自分のアンプを作るのも二の足をふんでなかなか進まなかったのに、人様のものをつくるなんて考えた事もありませんでしたが、いつもお世話になっていますので二つ返事でお引き受けしました。
ご指定の球は6922と8417。多分最高に特性のよい部類の6992で増幅をして、大型大電流型の8417でゆとりをもってドライブするといった目的かと思います。
回路図
このアンプの回路は先日開かれた秋の妙高オーディオで発表されたものですが、増幅段の6922はパラシングルではなくてシングルの回路としています。回路的にも2段増幅でカソードコンデンサレスと音質的にも有利ですので、試してよければ自分用にも1台と考えてのことです。勉強もかねて一石二鳥です。
私の手持の球が6922の互換のECC88, 8417の互換球の6GB8でしたので球ちがいですが互換とのことですので良しとしました。ECC88はこれまでも使ってきましたので扱い慣れていましたが、6GB8は始めてです。6GB8のスペックを調べてみたところヒーター電流が1.5Aとこれまで使ってきた球の中では飛び抜けて多く、プレート電流も300Bを裕に超える200mAまで流せます。
とはいえ、簡易電源ではそんな電流を流せるトランスも持ち合わせていませんので、バイアスを調整して流れすぎないように要注意です。アウトプットトランスはユニバーサルのFME-20(特別仕様)の2.5kΩを負荷として音だし確認となります。
8417

6922


2A3の今のメインアンプで同じ銘柄でもカソードコンの容量をかえるだけで音がかなりかわったので、なければその要因がなくなり更にシンプルな構成です。
電源トランスの容量と電圧の制限から300V 60mA程度ぐらいでしかドライブできていませんが、傍熱管のノイズフロアーの低さとカソードコンレスからくる低域の雑味のなさは圧巻です。
短時間でしたら、トランスを空冷しながら100mA流せますので試してみましたが、この球は電流をたくさん流した方が音質は向上しますね。これにあった電源トランスを調達したくなってきました。




究極のフルレンジ励磁ユニットAFT model 7

Audio Feastさんから とてつもない励磁ユニットが発表されました。勝手にはしょりながら翻訳しましたので、間違いがあるかもしれませんが・・・とんでもない代物です。

Audio Feast AFT model7

==ここから勝手に翻訳==
Audio Feast / Teramoto model7 は、Audio Feastさんから発売される最初のフルレンジ励磁ユニットです。このユニットは、Teramoto氏がAudio Feastさんのために特別に設計され製作されました。AFTモデル7専用のワイドワイドディストリビューターです。 Teramoto氏は以前Feastrexに所属していました。そして彼はすばらしい励磁ユニットのマイスターです。下の写真は彼の最初のプロトタイプのスパイ写真です。完成品は外観が多少異なる場合があります。

2A3 W Power

このユニットの磁気回路は純鉄素材が使用され、フレームはステンレス鋼そしてメインダイアフラム、コーン、ダンパー、ダイアフラムエッジは和紙が用いられています。また、 ボイスコイルとフィールドコイルには特別に選択された銅線が用いられています。 外枠の直径は199 mm(7.8 ")です。ダンパーやコイル、コーン紙などの可動部分は非常に軽く、一般的な5インチユニットのものとほぼ同じ重量です。コーンを支えるダンパーとダイアフラムエッジは非常に柔かくコーンのストロークを妨げない構造となっています。
感謝祭の週に、寺本氏の工房を(妙高日本)を訪問し、私たちはフィルムコンデンサと巨大サイズのFINEMET直で構成された専用のFINEMETフィールドコイル用電源を用いてプロトタイプのユニットをオープンバッフルに設置し試聴しました。(この最適界磁コイル電圧は約6.5Vdcです。) 入力信号を忠実に再現し、ディテールの再現性がすばらしく、3次元のサウンドステージが目の前に再現されます。サービスエリアも非常に広いためリスニングルーム全体がスイートスポットとなりえます。高音域も十分伸びているためトゥイーターは不要です。ロックやテクノを演奏したい場合は、バッフルの設定を変更する必要があります。このユニットをつかって素晴らしい音質で音楽を楽しむのは簡単だと思います!
今年のクリスマスか2019年の初めに発売できたらと考えています。 予想小売価格は1ペア 約7000ドルです。

乾杯!

 問い合せ先   Audio Feast  CleanUnderwear@gmail.com(日本語OK)
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