新大陸への誘い

 If it measures good, and sound bad, it is bad.
ファインメット関連
頒布先

電源
アンプやDACから出力されるのはDCではなくてインパルスの集合体のようなもので周波数を持っています。一方それを作り出すためのDC電源には周波数はありません。でも・・・・電気回路の教科書からするとアホか〜!と思われますがこんなことに取り組んでます。

さて、音の出口から考えてみて負荷側がどのような質の電力を欲しているか。音のシグナルをつくるだすためにひょっとしていろんな周波数のDCがほしいのでは・・・・と仮定した場合、DC電源の周波数に対する挙動を考慮することになるのではないでしょうか。私も以前はDCには周波数特性や位相については考慮する必要がないと考えていましたが、今は負荷はきれいなACをDC電源から供給去れて欲しいと望んでいるのですが、一般的なDC電源は出力インピーダンスや位相特性に比例した電流しか流せないので欲求不満がたまって実力を発揮できないのではないかと考えています。また、アンプなどの場合スピーカーからの逆起電力がもどってくるわけで、これをコンデンサーが吸収するときにすべての周波数の成分の電力をおなじ位相で吸収しないとせっかく出力された信号に対して余分な信号が加算されてしまうのではないでしょうか。

さて、DCの電源回路の位相特性とインピーダンス特性についてAC回路に置き換えて位相変化なしのフラットをめざすするわけですが、コンデンサーやチョークをつかいますので、どうしても位相の反転はさけられません。まずは、聴感に影響している可聴域の周波数の位相が変化を極力小さくなるように回路構成をするように取り組みました。簡単なSPICEのシュミレーションでも分るのですが、これを実現するためには位相変化が極力すくない、あわよくば変化しない部品の選定が必要です。そんな部品で行き着いたのが、ファインメットチョーク、小容量のCDE944Uやブラックマターなどの部品です。

ダイオードや真空管で整流したあとの電源回路の位相変化を殆どしないように取り組んでいくとぶつかる壁は低域の位相変化。こればっかりはチョークのコアサイズと容量に依存するようでシュミレーション上は実現できても現物が手元にありません。とはいえ、100mHのチョークとCDE944U.CDE047Cの組み合わせで30Hzから22Khzぐらいまでは位相角度の変化を±10℃ぐらいまではなっています。

DC電源のAC的周波数特性による位相変化角度の変化を少なくしていくと、どんどん出力される音の時間軸が正確になってきます。手持の電源で励磁電源がありますが、こちらについては25Hz−25khzまでフルフラットです。しかしながらこの電源には拳骨3つ分ぐらいのコアのチョークが林立しています。これを20Hzまでフラットにしようとすると、更に巨大なチョークが必要です。自分のシステムに合わせてどのレベルで満足するかという妥協が必要なところです。

と・・負荷の入り口から見ると位相特性なんてないとDC電源ですが、出口から見た観点から調整をすることで良い結果が得られました。