新大陸への誘い

 If it measures good, and sound bad, it is bad.
ファインメット関連
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6C45Πのアンプを作るときに、真空管アンプの設計についてほんの少しかじりました。
プッシュプルアンプとはなんぞやということはこちらのサイトを参考にしました。

私のアンプ設計マニュアル 〜真空管オーディオ回路の基礎・応用編

プッシュプルにもA級、B級、AB級などの動作があって、固定バイアス、自己バイアスがあるということが記載されてましたが、プッシュプルでどうせやるなら差動入力のA級の固定バイアスとは思ってはいたものの、一足飛びにはいかずに順を追って回路を変えていきました。

ロードラインについては、データーシートを拡大して電圧が変わる度に確認のために引き直していたのですが、最近になってめっちゃくちゃ便利なサイトを発見して、シングル動作でしたら簡単にシュミレーションできるようになりました。

TubeLoadLine Simulator 
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 電源電圧が変わっても、簡単に動作点がどの辺りにあるのか見る事ができます。
また、プレートに何れぐらいの電流を流したいときはどうすればいいかという事もグラフ上のラインを動かす事でシュミレーションできます。

プッシュプルの場合は実際のところは下記のサイトにあるように、合成しなければいけないようです。
真空管SEPPOTLアンプのぺージ 〜ロードラインによる最大出力計算〜 

上のロードラインはシングルのものですが現状稼働中のロードラインです。プレート電圧125V、固定バイアスは-1.5V程度。プッシュプルで2倍の出力に近いとした場合、1Wぐらいの最大出力は出ているような感じです。 実際のところは、入力がVp-p 1.5V(±0.75V)でA級動作となっていますので出力されているのは、0.5Wといったところでしょう。

逆に言えば、電圧増幅段を追加するかインプットトランスで3Vp-pぐらいまで昇圧すれば、このプレート電圧でも1Wぐらいは出力できるという事だと思います。

電源電圧を上げて、プレート最大電圧の許容の150Vまでかけた場合は、
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こんな感じになって、出力も大きくなりますし波形も対称に近づきます。
現状の回路で、125V程度プレートにかかっているので電源トランスの一次側をこれに100V→120Vに上げてやれば150Vになりますので、試してみましたところロードラインにも現れているように音量がとれるようになりましたし、特に低い音の芯がしっかりしました。
しかしながら中高音がガサツですし低音もすこしぼけて芯になにかまとわりついている感じ。これは多分昇圧トランスの質の問題です。
ファインメットアイソレーショントランスを電源トランスがわりに代用しているので現状は100V ACのアウトプットで使用するしかありません。専用電源の準備を検討しようかと思います。どうせやるのでしたらチョークインプットでヒーター電源付きのものですね。
100Vのコンデンサーインプットでプレート電圧は128Vとなっています。整流後はダイオードでの電圧降下が5Vとした場合、100V×√2−5=135V アウトプットトランスの抵抗を150Ω賭した場合、流れているプレート電流は25mA程度ですので計算上は3Vぐらい電圧は降下するはずですのでそれを考慮するとと132V。実際と5V程度の差は生じていますが概算ですのでこれぐらいでしょう。これを考慮してチョークインプットで150Vのプレート電圧をえるためには、150V+5V(アウトプット)で155Vぐらい整流後に必要となりますので、電源電圧としては195Vぐらい。ダイオードのロスも加えると200V ACとなります。また、6C45Πのヒーターは6.3V 300mAぐらいですので、4本で1,2mA。突入電流の事も考慮し、今後プリ段をつける可能性があるとすると、5Aもあればいいと思います。INPUT 90V,100V →OUTPUT 210V,200V,120V-0-120V,,200V,210V 300mA、6.3Vx3A 6.3Vx3A のスペックぐらいですね。