新大陸への誘い

 If it measures good, and sound bad, it is bad.
ファインメット関連
頒布先

やっちゃんさんから「チョークインプットの計算は、臨界電流→どのくらいの最少電流から定電圧にしたいのか、そこに使われるコンデンサーのufからで決まります」とチョークインプットついてアドバイスいただきましたので、基本に立ち戻って検討してみることとしました。そして、真空管オーディオハンドブックなるものに詳細が記載されているということで購入いたしました。
真空管オーディオハンドブック

チョークインプット電源で電力を供給する先はTDA1545AのDACとWM8805のDACです。チョークインプットの特徴を生かすには、常に臨界電流値以上の電流を流しておく必要があります。そこで電力を供給する対象の機器の最小電流値を測定しました。まずは、安定化電源で電流を表示してみたところ5V定電圧の設定で65mAでした。サンプリングレートを変更したり、再生中も停止中も全く電流値の表示に変化がなかったため、1.2Vの抵抗を電源配線にとりつけて電圧を測定しました。計算しましたところ5Vで60mA〜70mAの幅となりました。ということで、臨界電流として流しておく負荷電流を安全を考慮して50mAに設定しました。真空管オーディオハンドブックのP113の式を用いて5V 50mAを臨界電流としてチョークインプットが成り立つの最低インダクタンスを求めたところ130mHとなりました。

あくまでも、この値はインダクタンスの最小の値です。このインダクタンスのLですとリップルの低減にはあまり寄与できません。そのため大容量のコンデンサーが必要になります。
これまではここに、947C 600 x 6=3600uFをとりつけていたのですが、947C 600uFは高域(5Khz以上)になると位相が急激に変化します。その影響がまともに音に現れます。具体的にどんな感かというと、低域のレスポンスは凄まじいのですが位相変化がフラットでない領域になると楽器が定位する高さや奥行きが他の音域の楽器と変わってしまい再現される空間が自然でなくなります。
検討

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944U 100uFは可聴域は-90°近辺でフラット。47uF,33uFは更に高域までフラットです。私がメインの真空管アンプに944Uは47uFと33uFしか使わない理由はここにあります。
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Panasonic FCなどは低域の位相角度の-90°近辺から高域の+90°になだらかに変化するのでそれほど気になりませんが、他の部分の位相が揃ってくると特性にによる音がどうしても耳についてしまいます。
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どのレベルの電源とするかによってこの辺りの部品の選択をすることになります。
以前YA-1の電源で944U,947のような位相フラットなコンデンサーとファインメットチョークで電源を構成すると、YA-1内部につかわれている電解コンデンサーの特性がそのまま音に現れてきてしまい、あまり良い結果にならなかったです。YA-1の内部で使われているコンデンサーの特性についてはどうしようもないですので、それを緩和させるような構成の電源のほうが最終的に出力される音は自然に感じました。
ただし、アンプもこのようなフラットな特性の部品を使った構成の場合、接続するDACにもそれが要求されてしまうということがよくわかりました。
リップルの事だけを考えるとチョークのインダクタンスを大きくすることで初めコンの容量を小さくすることができますが、コアサイズが小さい場合チョークの場合DCRが高くなる傾向にあります。これはこれで電力の供給能力にまともに聴いてきて音のキレがわるくなります。

こんな感じで検討をすすめていますが、結局のところTDA1545AのDACシステムの電源は2A3のメインの真空管アンプの電源と同じ構成となる方向性です。XMOSや最新のESSやAsahiのチップで構成されたDACの様に消費する電流が数百mAとなると、真空管アンプでつかわれている部品がつかえずコアサイズが巨大になものを設計していただかないといけなくなります。しかしながらTDA1545AとWM8805やAK431Xのシステムは消費電力が70mA程度で、真空管アンプとは電圧の差はあるものの一般的な部品がつかうことができますので、手持の物でもいろいろテストができると思います。

しかしながら、盆休み返上で中国出張ですのでしばし休憩です。

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