新大陸への誘い

 If it measures good, and sound bad, it is bad.
ファインメット関連
頒布先

TDA1545Aに取り組むようになってからかなり経ちます。IV抵抗で音質が相当変化するために、金属薄膜、圧膜、チップ抵抗、カーボン、金皮、巻き線抵抗など入手可能なものはほとんど試してWEの板抵抗にたどり着きました。
かねてからファインメットコアを使った無誘導抵抗がありました。構造的には無誘導巻き線抵抗ですので効果の確証がもてなかったのと、抵抗配線やボビンの入手ができずに取り組めずにいましたが、ようやく部材も揃いましたので試作してみました。一般的な無誘導巻きの抵抗との違いはファインメットコアが介在するということだけです。
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この抵抗の目的はIV抵抗ということで、直流ではなく音声信号が流れます。キャンセルしているとはいえインダクタンスは発生するので交流に対する純然たる抵抗として働きます。
抵抗線は手巻きですので結構手間取りましたが、なんとかボビンに巻き付けHIKOKIのハイテスターで合成インダクタンスがほぼ0になるように抵抗値とインダクタンスを合わせ込みました。使用するにあたって、シールドをしたり配線がゆるまないようにしたりと作ってそれをハンダ付けすれば良いと行った類いのものではなかったですので、とりつける条件もいろいろ検討しました。

さて、音だしです。正直言ってほとんど期待をしていませんでした。音楽が始まってしばらくなにが起こっているのか理解できませんでした。極低音域から高音域までの凄まじいほどの解像度と空間再現。WEの抵抗を取り付けたときも空間再現には驚いたのですが、空間によどみというか弛みがまったくなく、音の分解能がずばぬけてすばらしく楽器の音の立ち上がりもリアルそのもの。
これまで試した抵抗の中では、高音域に響きが付加されて一聴すると解像度が上がったように錯覚するものがありましたが、それとは全く異質です。凄まじい解像度で音を一つ一つ再現するとともに、空間の余韻も本当にここまで音が残っているかというぐらいまで再現されました。
これまで試してきた抵抗がどれだけ音質に対してロスをしていたのか実感するとともに、配線の太さや材質、巻き数やインダクタンスを変えて最適値を探ってみようと思います。
普通こんな馬鹿げた事だれもやらんですよね。lol

ちなみにフェライトコアやオリエントコアで同じ事をやってみましたが・・・・・だめですね。