2018/01/20

Alexa用DAC その3

Alexa用DACの電源構成
TDA1545AへVdd 5V供給する場合、Irefは1.72V、Bias3Vとなります。これまでの回路ではデジタル回路の電圧として標準的な3.3Vを供給してIVトランスへのBiasとするとともに抵抗分圧でIrefに1.7V前後を供給していました。TDA1545Aを高音質にするためにはIrefに流れ込む電流の質を高める必要があります。抵抗分圧でも音は出ますが抵抗発生するの雑音の影響をうけてしまうため、これまではダイオードで分圧して供給していました。

今回使ったファインメット電源トランスは6Vac-0-6Vac 1Aが複数出力する事ができるため、下図のようにすべて独立して両波整流をしてLDOで定電圧化して供給することにしました。
 alexa
これによって、IVトランスへのBiasをVdd,Irefの電圧と合わせてコンマ台で調整することができ、音質的にスイートスポットとなる電圧を設定することができます。
一番電流が使うBluetooth to I2S でも5V 30mAです。音質的に一番影響があるのは、やはりDACヘ供給するVddです。上図ではLDOの後にBM 0.33uFをとりつけてありますが、ここにBlackGateなどのクセの強い物を取り付けると位相の変化が顕著に現れます。また、IrefにはBM 0.22uFがとりつけてありますが、ここをFC 2700uF 25Vとすると低音が極端に弱くなります。もともとのLDOの前の平滑化でFCをつかっているのですでにそこでクセができてしまっているので、トライアンドエラーまたはハイテスターでの合わせ込みが必要となりますが、シュミレーションでフラットになったとしてもケミコンの特性までは反映できませんので、やはりトライアンドエラーとなります。こういった点では944U 33uFなどは可聴域では少なくともフラットですので簡単です。
このシステムに接続してある6C45PIシングルの電源もフラットではないので、この事をふまえて調整となると出力される音をメインのシステムと比較しながらつくり込む事になります。
私の場合ですが、アンプとDACは一体と考えて、音を調整する場合はどちらにも手を入れるようにしています。といいますか片方だけの変更ではどうにもならないことが殆どです。
これが、励磁スピーカーともなると、励磁電源まで合わせての検討となる事もしばしばです。
こういったことからも、ケミコンを使って合わせ込む労力をつぎ込むよりも、特性の優れている部材を使って組んだ方が簡単で近道だとは思いますが、そこは使用する目的と懐との相談ですね。 
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