2018/02/24

山本式電流帰還アンプ

新世界の誘い専用DDCでお世話になっているナカタのDigital Worldのナカタ様から山本式電流帰還アンプの方式を秋月のアンプキットを利用してテストして音質も満足いくものなって、電流帰還部分の基板を製作させたとのころでしたのでご提供していただき追試をさせていただきました。
山本式電流帰還アンプについてはナカタ様が詳しく説明されているので、そちらをご参照ください。

山本式電流帰還アンプのなぞ
山本式電流帰還アンプのもうひとつのなぞ

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※ご提供いただいた電流帰還部分の基板

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※秋月のキットを改造して電流帰還部分を追加

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電流帰還分のオペアンプに供給する±15Vは12Vac×2出力のトランスを用いてブリッジ整流後に7815の三端子レギュレーターを用いました。アンプに供給する+12Vは9Vacのトロイダルトランスを使ってブリッジ整流をして平滑化しました。こちらはレギュレーターを使っていません。

FE87の小型スピーカーに接続して出力された音は、スピーカーの間に空間が広がり音像の前後も明瞭です。一般的な電圧駆動アンプと違うのはこの点だと思います。ただこの空間ですがタイムドメイン的な空間ではなくてDSPで作られたような空間です。頭を左右に動かすと音像の左右します。
もともとこのFE87はテスト用で一般的なアンプを接続するとたとえファインメットアンプに接続したとしても空間は希薄です。もともと少しハイ上がりの傾向がありますが、それが更に強調された感じです。低域に関しては元々でませんのでスパットきられた感じでファイトアンプのように無理矢理駆動されている感はありません。
山本式電流帰還アンプについて少し調べましたところ、下記のような情報がございました。

次にGS-1に接続してみました。高域のハイ上がりの傾向はなくなりましたが、低域の制動がかかっていないようにぼけてしまいます。

そこで山本式電流帰還アンプについて少ししらべてみました。

nabeの雑記帳
電流帰還アンプ(電流出力アンプ

「電流駆動なので、スピーカーのインピーダンスが上昇する低域と高域のレベルがあがる傾向にある。この特性から考えると貧弱なかまぼこスピーカーユニット向き。」
※上記記事より引用

「理想電流駆動時には、動電スピーカの電磁制動は完全に無効となり、最低共振周波数での機械的共振がそのまま周波数特性に現れ、現在一般的なドライバでは制動不足の状態となります。一部のアクティブサブウーファ製品では電流駆動を要素技術として採用していますが、同時に電磁制動以外の何等かの機械的共振制動手段が併用されています」
※上記記事のコメントより引用

2006年と10年以上前の記事ですが、私の試聴結果とほぼ同じです。GS-1の場合それぞれのユニットのインピーダンスはほぼフラットですので、FE87のときと比較して高域が穏やかになったのもうなづけます。Greece7さんの電流アンプを試したときも低域の制動がなくて相当緩くなった記憶がありましたが、低域の制動のなさは電流駆動の宿命かもしれません。一番気になるのは、スピーカーの外側に音像が定位しないということです。

一般的な石のアンプで小型のスピーカーを駆動してニアフィールドのセッティングで実力を発揮するアンプではないでしょうか。もしくは電流駆動専用に設計されたインピーダンスのフラットなスピーカーをつかうと新価を発揮するのかもしれません。




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