新大陸への誘い

 If it measures good, and sound bad, it is bad.
ファインメット関連
頒布先

SamizuAcousticさんから1010サイズの試作品トランスが着弾。何に使えるかどうか分らないのでいかようにも料理してみてくださいとのこと。まずはハイテスターで1次と2次のインピーダンスDCRを測定してみました。2次側のインピーダンスが600Ωでしたのでライントランスであることは間違いないのですが、一次側のインピーダンスが極端に低くもしこれをライントランスとして使うのでしたら、教科書通りで考えると接続する機器の出力インピーダンスは更に低いものが要求されます。
 SamizuAcouticsさんからの評価依頼がある試作品は一筋縄でいくものがあまり無いのですが工夫するととんでもないものに大変身するがしばしばあります。
まずは普通にライントランスの使い方でTDA1545A トランスIVの出力に接続してみました。
for GS-1
一聴して、TLT-1595の傾向の音なのですがコアサイズの大きいためか音にゆとりがあって低域までフラットに伸びているのを感じました。ゲインもそこそこあります。

さて次にTDA1545AのIVとして利用できるかどうかの検討です。
まず、爆音になる可能性があるのでボリュームをかなり絞って負荷抵抗なしで接続してみました。
TLT-1010の場合は負荷抵抗をつけないと音がワレワレですが、とりあえずクリアな音がかすかに流れてきました。音量をあげていっても音がワレるどころかそのままクリアなままです。負荷抵抗を無しでまともとに音が出たのは今回が初めてです。解像度は相当高くてTLT-1010+ファインメット抵抗のIVと同等がそれ以上。ただ、50Hz以下の低音の位相がおかしく逆相接続したような音となりました。中高域についても、音の前後感が不自然な部分がありました。

もともとIV抵抗として設計されていないものですので、TDA1545AのIVとして使うには負荷抵抗で調整する必要がありそうです。この試作トランスはライントランスとして使うのがよさげです。