今年の目標として、真空管バッファの製作を掲げましたので検討を始めました。真空管を用いたバッファーの検討は昨年行っていましたが、出力のDCをカップリングコンデンサーでカットした方式のものでした。信号ラインのコンデンサーは必要悪とは考えていますが、これを特性の優れたファインメットトランスを用いてできないか検討してみたいと思います。

CDやDACの電圧出力のインピーダンスを下げるためにバッファをつけるのはとても有効な手法で、ライン出力は600Ωが基本と言われていますが、これは電話線の接続からきているようです。まあ、個人的には音質に影響がなければこれにとらわれなくてもいいかとは思っています。

正確にインピーダンスを測定した事はないのですがトランスを用いた場合2次側に負荷抵抗をつけない場合トランスのインピーダンスとなります。例えば、TDA1545Aの場合は2側に1kΩの負荷抵抗をつけますので、トランスの2次側のインピーダンスとこの負荷抵抗の合成インピーダンスになると思います。

真空管のバッファ回路は下図のようなものを 良く見かけますが、カソードフォロワーの場合は音質がのっぺりとしてしまうように感じたため除外しようと思います。(SRPP回路含む)
Buffer
そこで、単段の真空管アンプの回路を参考にして、出力トランスを用いた回路の検討をしてみたいと思います。
Buffer2
専用のトランスが手持に無いので、トランスはTLT-1010を真空管は手持の6DJ8か5670Wを使おうと思います。TLT-1010はライントランスですので直流をあまりながせないという制約はありますが希望的観測でなんとかなるんではないでしょうか。もしできたら、シングル無帰還のファインメットアンプの片鱗が見える物になるかもしれません。