ファインメット真空管バッファの目的は当初TDA1545Aの出力をターゲットにしてきましたが、その他のDACやCDプレーヤーなどでも十分な効果を感じています。
TLT-1010は直流磁化の影響をシビアにうけてしまうのでDCをあまり流す事ができないという制限がありました。それならば出力トランスとしてのTLT-1010の使い方をプッシュプルにしてしまえばその制限が少なくなると思いましたので検討してみました。
差動シグナルを真空管2つの回路へ送るには真空管のカソード出力を利用する方法が真空管アンプでは一般的ですが、手持のTLT-1010アンバランスのシグナルをバランス変換することにしました。それに合わせて真空管自身も差動動作となるように下記の構成を検討してみました。
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すでに作成してあったバッファの回路を双三極管の両方の回路を使うとともにインプット側にTLT-1010を更にもう一組追加しました。(仮配線がまだ残っています)
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左側2つのTLT-1010が受け側で、アンバランス⇒バランス変換をします。
右側2つのTLT-1010が出力トランスとしての役割となります。ワニグチクリップでの接続となっているのは、出力側のTLT-1010の負荷抵抗を変えたり、TLT-1010の中点を使ったりした場合のテストを行っていたからです。現状で電源は簡易的なファインメット電源ですが、専用トランスが欲しくなりますね。