2月にはいって急に本業が忙しくなってなかなか機器の改良をするまとまった時間を取る事ができません。働き方改革は過渡期ということもあって、いろんな歪みがでてますね。

さて、オーディオ機器の音質を決める要素を私はこのように考えています。

電気回路>部品特性>振動特性

その中でも振動対策は単純明快で適切に実施すれば良くなる方向になります。しかしながらガン玉を使った振動対策を行うと運搬したり配線を取り替えたりする事が難しくなるので調整の最後の最後にやることにしています。ガン玉を単線に挟んでとりつけるのは滑ってしまって難しいため、挟み込んだところに鉛ハンダを流し込んで固定しています。また、むき出しのガン玉がどこかに直接触れると、振動モードが変化してしまうので天然素材で包んでいます。直接ビニールテープなどで絶縁してもいいのですが、伸縮性のある素材ですとストレスが加わってしまいます。ケーブルの被覆を剥がして天然素材で包み直すのも同様の振動対策です。
ガン玉の取り付け方ですが、配線の端に聴診器をあてて、反対側の端を爪でコリコリやって伝搬する音が減衰するまで数を増やしていく方法です。完全に減衰せずとも少なくなるだけでも効果を感じる事はできるばずです。
聴診器
真空管アンプの場合、構造上振動が発生してしまう場所は真空管とトランスです。そのため其々をつなぐ経路の配線を重点的に制振対策をしました。
音のチェックですが、片側のチャンネルずつ施工して音場の広がりを確認します。施工した側に広がった場合は反対のチャンネルにもとりつけます。
AMP
※赤丸部分がガン玉を取り付けた場所となります。

また、アウトプットトランスの2次側のスピーカー出力については、このようなフィルターを準備しました。このフィルターですが細かい事をいうと突っ込みどころ満載ですが効果は結構ありました。
FILTER
AFT model7のスピーかー配線にはゴアテックス社のミルスペックの0.3mmnポリイミド被覆線をつかっているので、同じ配線の被覆を外して製作しました。余談ですがこの配線ですがポリイミド被覆を外して天然素材で巻き直した方が高音質です。
FILTER2
制振対策はアンプ以外の部分でも有効です。簡単で効果的なチューンナップです。