TDA1545Aは時流に乗っていない16bit 192Khzまでの対応というばかりでなく右詰めフォーマット入力という事もあってSamizu AcoutsticsさんのTLT-1545AはTDA1545AのIV変換用ではなくライントランスで使われている方が殆どだと思います。しなしながらTLT-1545Aの真骨頂はやはり元々の設計目的のTDA1545AのIVトランスとして使用したときに最高のパフォーマンスとなります。TDA1545Aを利用するには一般的なUSB-DDCのI2Sシグナルをシフトレジスターを使って右詰めに変換したり、WM8804やAK4113/8などのようなDAIなどの右詰めフォーマット出力が可能なものを使う事となります。
 TDA1545AはDAC内部の構造がシンプルなのに加えて、出力に3Vのバイアスが必要など電源の品質がそのまま音に現れますので、一般的な電源を使う場合はなかなか良い結果が得られないのも事実です。
 SamizuAcousticsさんで販売されているTLT-1545AをIVトランスとして使ったNOS-DACには大型のトランスとチョーク、そして高性能のフィルムコンデンサーのチョークインプットで構成された電源似寄る供給となっています。しかしながら、手軽に楽しむにはやは安定化電源やACアダプターなどとなります。そこで、これらの電源をつかってもある程度の音質が得られるように回路の変更をしました。電源入力の極性を間違いや、多少の過電圧でも壊れないような使用上の安全面も考慮して試聴用のDACの電源回路を組み替える事にしました。
極性間違いへの対応としてダイオードを追加するとともに、電圧の調整をTPS7A4700で行う回路としました。手持にはTPS7A4700の基板が数種類がありましたが性能が高いrtm_iino様製作のもの(非売品)とTIの評価基板を用いました。
DAC

大容量の電解コンデンサー(Panasonic )とBP5、小容量のフィルムコンデンサー(WIMA)で構成された電源フィルターを以前は3Vと5Vそれぞれに使っていましたが、外部電源の影響を少なくするするために、まず1段目の大容量のコンデンサーとπ型フィルターで受けて、rtm_iino様製作のTPS7A4700基板に接続して5Vに降圧します。この基板上には20VのOS-CONをとりつけてありますので、15V程度が供給最大電圧となります。ここからTDA1545AのDVDDに入力します。5Vを分岐して大容量のコンデンサーとπ型フィルターで受けた後、TIのTPS7A4700へ供給して3Vへ降圧します。この3VはDAIのWM8805とTDA1545Aの出力バイアスとして供給します。電解コンデンサーは位相とインピーダンス変化の緩やかな
Panasonic FCとOS-CONをつかいました。試聴用DACはトランスIV専用の構成ですので電流出力となっています。
実際にこれを貸し出す予定の型はすでにライントランスの構成のTLT-1545Aをおもちということでしたので、そのままこの試聴用DACのIVトランスとして使えるようにIVケーブルを作成しました。

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一番手っとり早いのはケーブルに抵抗をとりつけることですが、取り付けられる抵抗のサイズに制限がありますので、IVボックスとして、WE板抵抗などの大型の抵抗をいれたボックスを準備したほうが良いともいます。

※試聴用としてこのDACは作成したのですが、嬉しい事に御試聴された方に気に入っていただけたようでお譲りする事となりました。(^^