これまでの実験の結果で電源関係は三端子レギュレーターやLDOのようなフィードバックをつかって電圧を安定化させるよりも、非安定化無帰還電源の方が音質的には圧倒的に有利でした。余談にはなりますが、コンデンサーインプットよりもチョークインプットの方が断然音がよいため、メインのDACや真空管アンプはチョークインプットとしてあります。 TDA1545A トランスIV DACのテストをしている際、必要な3つの電源をそれぞれ独立した無帰還電源で供給した際の音質は驚くべきものでした。とはいえ、DACの規模が大きくなりすぎるということと部材が不足していたため、必要な電圧はダイオードのVFで分圧して供給しています。ダイオードを電源につかうと低音域の位相が狂いますが、許容範囲になんとか収めることができます。

今回取り組んでいる6C45Piのカソード電圧は1.4V程度です。先日カソード抵抗をファインメット無誘導巻き抵抗に小改良していい気分になっていたのですが、ダイオードでできるのではないかと思い付くや否や、カソード抵抗とコンデンサーをとっぱらってダイオードでカソード電圧を作る回路に変更しました。
6C45PI DIODE FB
その結果低音領域のボリューム感がまして、フルオケでも脳内補正をほとんどしなくても聴けるようになりました。カソードバイアスの値は同じなのですが、自己バイアスと比較してこれほどまでに低音領域が改善されたのは嬉しい誤算でした。
しかしながら、固定バイアスの引き締まった低音を8417シングル製作時に聞いてしまっているので、ここまできたら一気にやってしまいたいところです。