これまでアンプはファインメットコアで組んできました、オリエントコアのアンプといえばサンオーディオさんのSV-2A3がありますが、解体してからかなりの時間がたっています。再確認の意味もこめて今回AFTmodel7を駆動するためのオリエントコアの真空管アンプを組んでみました。オリエントコアの感想という事で書かせていただきますが、全てのオリエントコアに当てはまる訳ではなくたまたま手持にあったオリエントコアの組み合わせでの感想となります。
選択した真空管は増幅段に6DJ8 パワー段に6BQ5。この真空管を選択した理由は・・・・手持にあったからです。(笑) 
B+電源はケミコンは使わず、ひとまずスライダックで電圧変化させる事ができるようにしました。ヒーター電源を別電源とするこおとでB+を可変させても一定の電圧がでいるようにしました。
基本的な回路は6DJ8の1段増幅でパワー段の6BQ5を三結構成としました。

「電源と使用した部品類」
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まずは基本的なCR結合で組んでみました。本当にオーソドックスな回路です。
「CR結合+自己バイアス」
6BQ5CR
まあ、音が出る事は確認できてひと安心。でもまあ・・・とても6C45Piと比較できるレベルの音は出てきません。低音の輪郭がほぼ感じられず、周波数によって位相がずれているようで、本来後方にあるある楽器が手前に低位してしまう始末。とりあえず低音をなんとかしようということで組み上がった1時間後に固定バイアス化しました。
「CR結合+固定バイアス」
6BQ5 FIX
かなり低域の付帯音がとれてがすっきりしてきましたが、どうしてもワンテンポおくれてきます。しばらく(2時間ほど)この回路聴いていましたが、段間コンデンサーの特性が電源とあっていないらしく、我慢できずトランス結合に踏み切りました。段間トランスとしてつかえるトランスがTLT-1010 しか手持ちにありませんでしたので、これをつかうことにしました。オリエントコアの音の確認ということで始めたとりくみですが、ファインメットを使ってしまったのでその取り組みはここまでで終了です。
「段間トランス結合+固定バイアス」
6BQ5 FIX TRANS
ん〜やはり位相がまだまだおかしい・・・ということで低域の位相を強制的にかえるために、6DJ8のかソード抵抗をダイオードに変更するとともに、以前オリエントアンプでは帰還は必要悪として使うべしとお教えただいたのを思い出して、帰還をためすことにしました。一般的なスピーカー出力から増幅段カソードへの帰還を試してみましたが音が変わりすぎてNG。次に増幅段のPG帰還を試しましたがこれも今一つ。
最終的には増幅段で帰還をかけました。
「段間トランス結合+固定バイアス+PG帰還」

PG

まあ、聞ける音にはなったもののやはりいくらケミコンレスとはいえ、ファインメットアンプとは全く異なる世界です。フルファインメットのアンプの音をしらなければこの音もありかもしれませんが、別物として割りきって聞く必要があります。
まあ、回路的にはファインメットに置き換えられる部品定数となっているので、オールファインメットでこの回路で組んでみてもいいかもしれませ。そのときはもちろん無帰還です。

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